fjconsultants Blog:4,619投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
忙しいと言う人が増えた
最近、「忙しいです」と返答する人が増えたと感じませんか。
何かを依頼すると「忙しいので・・・」と答えるのです。
報告を求めると「忙しかったので・・・」と説明してきます。
どうしてこのような現象が起こるのか。
ここ2年間ほどの流れから読み解いていきたいと思います。
一旦時間的余裕ができると
結論から言えば、忙しいと言うのは、時間の使い方が変化したのが原因です。
どのような変化といえば、世の中の動きが止まったとき、時間的余裕ができました。
移動時間は減り、外出も減りました。
会議、ミーティングもオンラインで行われるようになっています。
会議やミーティングの見直しも同時に行われているので、会議の回数、ミーティングの回数も減少しています。
研修もオンラインで行われているので集まって行われる集合研修もほとんどなくなっています。
そのため、時間がうまれた。
余裕ができたのです。
しかし、仕事量は変わらない。
するとどうなるのか。
仕事をこなすスピードが落ちていくのです。
締め切りに追われていたのが、マイペースで仕事をする習慣へ変化したのです。
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戻らない
一旦、習慣化された行動はすぐには戻りません。
たとえば、仕事が少し増えだけで時間内で終わらない状況になってしまっているのです。
実力が落ちたわけでもありません。
単なる時間の使い方、スピード感が戻らないのです。
そのため、「忙しい」と発言するようになったと感じています。
前のスピードなら一定の時間内で終わる仕事も終わらなくなっているのではないでしょうか。
仕事に進捗、プロジェクトの進捗スピードを確認して見てください。
速いのか、遅いのか。
以前と比較できるとベストです。
スピード感覚はあくまでも自分の感覚で話しをしたがります。
計測数値で話しをする領域は限られているのではないかと思います。
まとめ
そろそろ時間の使い方を見直すタイミングです。
仕事が戻りつつあるからです。
仕事の効率が上がり、生産性が上がるのであれば、仕事量は以前のままではおかしい。
世の中がストップした前の水準以上の仕事量がこなせるはずです。
その点を理解しなければ、以前と同じ仕事量で限界をつくってしまいます。
以前もこの程度でした、と言いたくなるのです。
それを「忙しい」と表現していると感じています。
突き詰めて、定量的に扱う領域だと感じています。