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価格を決めるリサーチ手法のひとつPSM分析

fjconsultants Blog:4,628投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

価格決定までのプロセス

新商品の価格設定は悩むところです。
高すぎたら売れない。
安すぎたら利益が出ない。
適切な価格を見つける作業になります。
正解のない領域ですが、価格決定までのプロセスは知っておいて損はありません。

今回は、PSM分析を取り上げます。

PSM分析で価格を見つける

適切な価格を見つけるために調査分析する方法があります。
この手法が完璧ではないのですが、ひとつの手法として知っておく内容なので取り上げます。
それは、PSM分析です。

PSM分析:(プライス・センシティビティ・メーター:Price Sensitivity Meter)→価格・感度・メーター

https://www.macromill.com/service/data_analysis/price-sensitivity-meter.html

具体的には下記のような調査を顧客に答えてもらいます。

  • この商品が、いくら以上だと高すぎて買えないと思いますか
  • 価格は、いくら以上だと高いと思いますか
  • 価格は、いくら以下だと安いと思いますか
  • 価格は、いくら以下だと安くて疑わしいと思いますか

そうすると、それぞれに対して◯◯円という返答がなされるので、それをグラフ化します。
下記のようなグラフが形成されます。

psm分析結果
https://en.wikipedia.org/wiki/Van_Westendorp%27s_Price_Sensitivity_Meter

グラフの接点から
・最高価格
・妥協価格
・理想価格
・最低品質保証価格
といったことが読み取れるのです。
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030831886.pdf

限界もある

この調査分析は限界があります。
調査に返答する人が、価格の金額を詳細に記入します。
アンケートなので、本音の価格がそこに出てくるのかわからないのです。

いくら以下だと安いと思うのか、と言われても詳細にいくら以下から安いと明確に答えられないからです。
なので、その点を考慮しながら分析結果を眺める必要があるのです。

まとめ

金額設定、価格設定はノウハウの塊です。
実験しながら進めることになります。
そのため、価格改定ができるように最初の金額を設定しておくのがポイント。

もしくは、期間限定の価格でリサーチをかけるのも有効的です。
今回のPSM分析もヒアリングとしては貴重な情報になります。
やらないよりは実行したほうがベターだと思います。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/