fjconsultants Blog:4,671投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
日本語版が出ています
オンラインサービス、オンラインツールは新しいものが次々と出てきます。
最近、まわりで話題になっているツールがあります。
《notion(ノーション)》
https://www.notion.so/
です。
IT大手企業でも採用されているツールで、最近日本語化されました。
何ができるのか
どのようなツールなのか。
キャッチコピーは
『米国発のメモ作成、プロジェクト管理、タスク管理のためのオールインワンワークスペース』
もうひとつのキャッチコピーは
《すべてをひとつにする》
なのですが、
『オールインワン情報共有ツール』
と紹介されることもあります。
いわゆる、何でもできてしまうツール。
使い方としては、ブラウザとアプリの両方で利用可能。
PC、スマホに入れて使っています。
できることは多すぎるほど
神アプリとも呼ばれているnotionですが、下記のことがひとつでできてしまいます。
- 文書ドキュメント管理
- 表計算スプレッドシート管理
- ファイル管理
- タスク管理(TO DO管理)
- カレンダー
- Webクリップ
- メモ作成
- 画像ギャラリー
- 顧客管理
通常はそれぞれワード、エクセル、メモ帳、カレンダーなど複数のアプリケーションを使い分けています。
私も使い分けしています。
それがひとつで完了してしまう。
そんな情報集約、情報管理ツールです。
執筆に向いている
たとえば執筆するネタをnotionに集め整理してみましょう。
ウェブ上でネタを見つける。
それをnotionに送付。
するとnotionの中に集約されるのです。
(下記画像に操作プロセスを書き出してみました)
集約された情報は検索することもできますし並べ替えも可能。
特に秀逸なのは、ブラウザ上でもサクサク動くこと。
検索は検索キーワードを入力途中でも検索結果が出てきます。
このレベルで動作するのは素晴らしい。
確かに神アプリと呼ばれるだけの実力があります。
他のアプリを使わない快適さ
執筆、ブログやWebの原稿作成には便利なツールだと感じます。
ネタの整理、文書管理がひとつにできるからです。
ネタ元となる情報を探す→情報を表示する→文章を書く
という作業がそれぞれのアプリやブラウザを立ち上げていました。
これがひとつで完了するのです。
他のメンバーと共有すれば、プロジェクト管理にも利用できます。
共同でコンテンツをつくる作業は快適なはず。
今後も利用してみます。
創業者
notionをつくった企業は米国にありますが、創業者は似顔絵しか出していないようです。
ここまでメディア露出に積極的だはない経営者は珍しいかもしれません。
現在黒字化し、資金調達も行い今後10年間は経営継続できると言っています。
しかし、最初は壁にぶつかり困難な状況だったようです。
エピソードがあります。
2016年、当時は5人の組織だったが、キャッシュアウト目前となっていた。
https://signal.diamond.jp/articles/-/188
Zhao氏と共同創業者のSimon Last氏は全従業員をレイオフし、Notionを再構築するために2人で京都へと渡った。
「全従業員をレイオフし、士気は低く、まだ2人とも訪れたことのなかった日本でNotionをイチから作り直すことにしました。京都を選んだのは、東京や大阪の物件と比較し、大きな部屋をAirbnbで借りることができたから。東京のような大都会と比較し生活のペースが穏やかで、伝統や職人的な技巧からは多くを学びました」
京都で立て直したエピソードがユニークです。
まとめ
このようなデジタルツールは数多く、数え切れないほど出ています。
その中で残るのは、ひとつのジャンルで数個だけ。
notionのようなオールインワンのツールは、多数のジャンルのデジタルツールを破壊していきます。
このnotionが普及すれば、あれもこれも負けてしまうのが想像できてしまいます。
既存の大手企業も負けるでしょう。
競争の激しい世界だと感じます。