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消費の行方を左右する3つの視点

fjconsultants Blog:4,702投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

消費の行方

消費の行方が気になるところですが、あるキーワードで考えていくと予測しやすいことに気がつきます。
今回は
・生活圏中心
・個人中心
・無理しない
の3点から考えたいと思います。

生活圏中心

生活圏中心のライフスタイルになりました。
外出が減ったからです。
旅行も無くなったからです。

今後は復活していきますが、どうしても動くエリアが生活圏中心になってしまいます。
ちょっと外食しよう、と外に出るときも近場を選んでしまう。
1時間かけて外食に行くという選択肢が思い浮かんでこないのではないでしょうか。

サービス業や小売業、飲食業界はこの生活圏中心というキーワードで今後を組み立てていくことになりそうです。
生活圏中心で顧客が動く。
その顧客の動きを予測して施策を練り上げる。
そんなことになりそうです。

あらためて、既存の顧客にヒアリングした方が良さそうです。
ヒアリングも工夫が必要です。
行かなくなった理由を単に聞くのではなく、現在の中心になっているエリアを確認する。
行動範囲の広さを確認することです。

別に理由があって行かなくなるわけではありません。
行かなくなった期間が長いので、あらためて行く理由が見つからないのです。

見つからないのなら、近所でいいのではないか。
そうなっているだけです。

理由が見つからないほど忘却してしまっています。
それを思い出した人から行動しているだけです。

すぐに行く理由を見つけ出す人はすでに行動しています。
しかし、忘れたままの人は動かない。
そんな二極化が出現しています。

forest

個人中心

忘年会も会社主催では行わない。
会社主催の忘年会には出席しない、とアンケート結果が出ています。
しかし、仲の良い人たちとは行きたい。集まりたい。
そんな感覚が前面に出ています。

これは個人中心で考えるようになったからです。
自分の時間が増えることで、会社の存在を見直してしまった。

会社中心の生活だった人ほど、個人中心へ回帰しています。
趣味の時間を増やした人、若いときの趣味を復活させた人がまわりにいませんか。

長年のブランクがあったのに再スタートした話はまわりでも聞くようになりました。
・バイクを買って乗るようになった
・サーフィンを20年ぶりに復活させた
といったことを聞くようになったのです。

バイクは《リターンライダー》という言葉が飛び交うようになりました。
団塊ジュニア世代が子育てを終えて、バイクを復活させているのです。
現在では、スポーツカーや大型バイクを購入するのは40代後半から50代なのです。

無理しない

もう一つの視点が「無理しない」というキーワード。
無理して参加していたことに気がついてしまっている人がいるのです。

会社の忘年会も同様。
今までは断りきれず、断る理由もなかったので参加していた。
これが、今は断る理由がある。
それなら、無理しない。
自分の意思で参加したいときだけ参加することが可能になったのです。

ある意味、選択の自由を手に入れたのです。
これが消費を左右します。

大人数で行動する機会が減ったのです。
会食も大人数ですることがなくなった。
多数が集まる会を欠席することが増えたのです。

まとめ

人の行動は合理的な一面と非合理的な側面があります。
今回は3つの視点で考えてみました。
これらの視点からまわりの方の行動を振り返ると納得できる部分があると思います。
今後は、また別の視点が出てくるでしょう。
そのときには、また取り上げたいと思います。