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キャッシュバーンで考える視点を持つ

fjconsultants Blog:4,719投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

現金流出

日本航空JALの業績が改善しています。
現金流出(キャッシュバーン) が11月 解消されました。 21ヶ月ぶりの解消です。
単月で収入と支出の関係がイコール、もしくはプラスになりました。
3年ぶりに新卒採用も再スタートする予定です。

キャッシュバーンとは
キャッシュフローにおいて収入と支出を単純に計算。マイナスであればバーン(燃焼)している状態。

2019年と比較すると11月は6割まで回復。
それでプラスに転じています。
日本航空JALは、2010年の破綻(会社更生法の申請)から筋肉質の経営にシフトしています。
大きな投資もないですが、赤字路線を減らし、1便ごとに収支計算を行うようになりました。
そのため今回の状況においても他社と比較してリスク要因が少ない。
回復も早かったと感じます。
2019年比の60%でキャッシュバーンがプラスになるということは通常売上の4割ダウンまで耐えられる実力があったのです。
その点が今回分かったことです。

飛行機

新規事業やスタートアップ企業では

新規事業の損益を計算するときやスタートアップ企業では、キャッシュバーンレートを気にします。
毎月の現金燃焼率から、あと何ヶ月でキャッシュアウトするのかを計算します。
残りが6ヶ月を切るようになると資金調達が必要になるからです。
新規事業であれば撤退基準にもなります。
最初に資金があると、キャッシュバーンレートを気にしなくなってしまい慌てることもあるようです。

キャッシュバーンレート(Cash-burn rate)

「キャッシュバーン」や「バーンレート」、「現金燃焼率」、「資金燃焼率」とも呼ばれ、企業の資金余力を測る尺度で、単位期間当たりに消費する現金を示す指標をいいます。

https://www.ifinance.ne.jp/glossary/account/acc353.html

まとめ

経営は損益分岐点を考えながら行います。
事業部も同じです。
支店であっても損益が毎月プラスなのかマイナスなのかを考えるだけです。
しかし、見たくない現実は見ようとしないのが人間です。
分かっているけど見たくないときは、見ようともしません。
なので、キャッシュバーンやキャッシュバーンレートという指標で毎月会話するのもひとつの方法です。
毎月いくらの現金が流出しているのか。燃焼してしまっているのか。
これを数字で出すことで自覚していくからです。
この感覚が不足している人は、すべてを任せられません。
リーダーには不向きとなります。