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永遠未完成の感覚から学習の拒絶は防げる

ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,748投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

真の無知とは

知識の有無はある一定のラインを超えるだけでいいのではないか。
そう考えるときもあると思います。
検索できのであれば、それ以上覚える必要もない。
しかし、本当にそうでしょうか。

確かに、検索できる環境があるならば知識量が多いことは優位性にはなりません。
モノ知り、雑学王では、ビジネスでは通用しないのです。
では何が差をつけるのか。

こんな言葉があります。

「真の無知とは、知識の欠如ではない。学習の拒絶(知識の獲得の拒否)である」

英国哲学者カール・ポパー(Sir Karl Raimund Popper)

知識の量は十分条件である。
必要条件は、学習の継続だということです。

では、学習の継続を妨げる拒絶とは何でしょうか。
その点を考えてみたいと思います。

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拒絶が発生する理由3パターン

学習の拒絶はなぜ発生するのでしょうか。
いくつかパターンがあるように考えています。

①すでに成功してしまった、完成してしまった 
②成長欲求の減退 
③単に気分の問題 

と3パターンに分かれるでしょう。  

パターン別の課題

①の成功してしまった、完成してしまった人は過去の成功事例をもとに話しをされます。
完成されたと思っているので学習する必要がないの判断している。
2年間続けて成功し続けると、成功パターンに陥る人が出てきます。
完璧だ、完成された、このまま成功し続けると思い込むようです。  

②の成長意欲の減退は、より高い目標を見失ったときに発生します。
次の目標を設定できるかは課題のひとつです。
満足感を得ると次の目標を設定しません。
理由をつけて目標設定をあいまいにしていきます。

③の気分の問題とは、仕事に対する姿勢です。
ビジネス優先になっていない状態。
時間が経てば戻ることもあるでしょう。
しかし、他にも価値観を求めてしまうと仕事に対するエネルギー量は増えません。
そのため現状維持状態になり学習を拒否することになります。  

他にも、自意識過剰の場合も学習しないケースに当たります。
自分がトップに君臨しているという意識なので、それ以上自分の能力を伸ばす必要もないと考えているのでしょう。
他人に対してマウンティングする傾向にある人が多いのも特徴です。  

まとめ

他人に謙虚になることより、自分の能力に対して謙虚になるのを求められているような気がします。
他人との比較ではなく、自分への対話による三人称の視点。
自分の能力、スペックを客観的に見て判断する能力が問われています。

「ここまでやってきたけど、まだまだだ」
と自分に対して感じられる感覚。
「永遠の未完成」の感覚です。
そこからスタートすれば学習の拒否は発生しない。
そのように感じます。