fjコンサルタンツ 経営情報 ファースト・ジャッジ

ビジネスリーダーのためのWeb Magazineファースト・ジャッジ

止まったら終わり。ジョブ型雇用の比重が増えると

ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,751投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

ジョブ型雇用とは

「必要とするスキルを社外にも公開する」
ジョブ型雇用を全社導入する企業の報道、どのように感じましたか。
どのように解釈しますか。

日立製作所の「ジョブ型雇用」についてです。

日立製作所、全社員ジョブ型に 社外にも必要スキル公表

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC263I70W1A221C2000000/

日立製作所が全社にジョブ型雇用を導入します。
ジョブ型雇用とは、「職務を明確にし必要なスキルを明示し雇用契約を結ぶ」ことになります。
職務内容とスキルに対して人材をマッチングさせる内容です。

逆の意味で用いられる用語は「メンバーシップ型雇用」になります。
新卒採用は、メンバーシップ型雇用になります。
採用した人に仕事を割り振る形式になります。

完全にジョブ型雇用に移行するには新卒採用を完全に止めなければ不可能だと言われています。
もしくは、採用前に特定の職務に必要とされるスキルを身につけておく必要があるのです。

management

社外にも公開する意味

今回注目すべき内容は、必要とされるスキルを社外にも公開することです。
社外への公開が意味するところは、社外からも積極的に採用したいという意思の表れです。
裏を返せば、社内には必要とされるスキルを持った人が限られており必要人数に達しないと考えているからでしょう。

また、今後必要スキルがない場合、社外から採用される人財と入れ替わってしまうのを前提としています。
社内にいる方と社外の方と差がない。
会社から見れば、社内人財と社外人財に優劣をつけないと解釈できるのではないでしょうか。

必要とされるスキルを軸に人財を再募集する形になります。
社内にいる人もスキルがなければ再雇用されない状態がつくられるでしょう。
大企業に所属していれば安泰という暗黙の了解は消滅するのかもしれません。

まとめ

今後、職務に対する必要なスキルは明確化されていきます。
なんとなく評価されるのではなく、必要なスキルと結果によって判断される割合が増えていくのです。
完全に結果主義になるとは思えません。
しかし、評価の比重はスキルと結果へと移動していきます。
なので、永遠にスキルを磨いていくのが前提となるでしょう。
途中で止まったら終わり。
それが当たり前になると考えています。