ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,758投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
3Rはまだ広がる
リサイクル、リユース、リデュースは3Rと表現される資源有効活用の言葉があります。
資源を有効に利用するために何度も活用する手法です。
今後は世界中が3Rへの取り組みが増加すると予想されています。
地球上の人口は増え続けていますが、地球の資源は限りがあるからです。
このリサイクル、リユース、リデュースの概念の上位概念が提唱されています。
今回はその内容を取り上げていきたいと思います。
3Rの上位概念アップサイクル
3Rの上位概念はアップサイクルと呼ばれています。
その内容は下記のとおり。
アップサイクルとは
アップサイクル | 現代美術用語辞典ver.2.0 https://artscape.jp/artword/index.php/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB
サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつである。従来から行なわれてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的とする。
再利用ではなく、元の製品より高い次元の内容につくり変えていく概念です。
より上の製品ができあがるイメージです。
アップサイクル事例
たとえばアップサイクルの事例としては
・廃棄される食材
を使った事例があります。
廃棄される野菜の端材や傷んだ野菜を使い、発酵技術を用いて新たな商品をつくっている企業もあります。
飲料用のリンゴの搾りかすなどを原材料として発酵技術で化粧品の材料となるエタノールを製造しているのです。
https://fermenstation.co.jp/
他にも捨てられるパンを使って製造されるクラフトビールもあります。
https://www.crust-group.com/jp
シンガポールの企業ですが日本にも進出しています。
まとめ
リサイクル、リユース、リデュースのイメージは再利用となるので、どうしても製品のレベルが低いイメージがあります。
その低いイメージを払拭する商品づくりがたどり着いたのがアップサイクル。
元の商品より高いレベルの商品ができあがります。
今後はこのアップサイクルの商品が増えてくれば本当のリサイクル、リユース、リデュースが完成するのではないでしょうか。
広く普及し、当たり前になるのです。
楽しみな領域です。