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収益を生むものと生まないものは区別ができるのだろうか

ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,766投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

収益生まないから

「自宅なんか建てない、収益を生まないから」
と住宅営業のときに言われたひと言が今でも忘れられません。
経営者の方でした。
賃貸不動産や旅館を経営されていたので自宅には興味が薄かったようです。
しかし、そのとき「収益を生む、生まない」の視点に気付かされたのを昨日のことのように覚えています。

収益の視点は種類が多い

収益を生むものに投資する。
収益を生まないものに投資する。
この違い、非常にあいまいです。
直接収益を生むものと副次的に収益を生むものに分かれるからです。
言い換えると、すぐに収益につながる投資と時間の経過とともに収益につながる投資とあるからです。
また、収益といっても金銭的に収益を生むケースと金銭的収益は生まないが収益同様の価値を発生させるものもあります。
このように、収益には種類が多い。
金銭的な収益を生むか生まないかだけで判断したくないのも事実です。
ブランド価値は金銭的収益を生み出しませんが長期的には大きな収益をもたらします。
様々な収益パターン事例を見ながら自分の判断基準をつくっていくことです。

絶対に収益を生まないもの

明らかにわかるものがあります。
絶対に収益を生まないものです。
想像がつくと思います。
絶対に収益を生まないものに投資する割合が増えていくとき警鐘が鳴るようにしておくのもひとつの方法です。
通常は逆で、警鐘が鳴るどころか、収益を絶対生まないものをすすめる人がいるのが現実です。
「そろそろ、・・・なんかどうでしょうか」
と誘ってきます。
そのとき、自分が欲しかったものならば「そう言われるなら・・・」と購入してしまう。
まわりでもそのような事例を見てきました。
なるほどと納得したものです。
判断基準を明確にしておかなければ、あいまいな決断になり後から後悔するだけです。
経営には優先順位があることを認識する場面です。

まとめ

このような収益を生む、生まないという話題をすると企業内の問題に行き着くように見えます。
しかし、企業は社内だけでなく社外にも利害関係者がいます。
利害関係者であるステークホルダーがどのように見ているかは気にする必要があります。
支援してくれていた企業や担当者から見捨てられる可能性があるからです。

収益を絶対に生まないものに投資する人を見て、「応援しよう」と感じる人は少ないはず。
成長意欲が減退したと判断されても致し方ありません。
今後の成長が限定的だと判断されれば、得られるものも限定的になるでしょう。
厳しい現実がそこにあるように感じます。