農業のデジタル化商品
今回は農業のデジタル化である、『アグリテック』と呼ばれる分野について取り上げます。
デジタル化はデジタル化率が低い業界だと結果が出ます。飛躍するからです。その点、農業は注目されています。デジタル化率が低いからです。大手も参入してきました。2021年にKDDIが新商品を出しています。畑に設置したセンサーから湿度、温度、照度のデータが送られてくる。異常があると教えてくれます。https://www.tel-chan.com/
初期費用2.5万円、維持費は月額990円です。自作すると、この半額で可能だと感じます。ただ、こうした商品が手の届く価格で出てくると他の大手企業も参入してくるので普及期に入ります。
スタートアップ企業が参入する時期
スタートアップ企業は
・大手参入前に商品をリリースする
方法と
・大手参入後
に商品販売開始する方法の2つがあります。
どちらが良いのでしょうか。
大手参入前にリリースする場合、大手に真似されることを前提に戦略を立てます。これは経験があります。大手がそっくり商品を出してきたことがあります。これを防ぐには一気にシェアを取るしかありません。スタートアップ企業が出資金を広告費に注ぎ込むのはそのためです。
後から参入する
もう一方の大手参入後にリリースする場合はどうするのか。
これは差別化を行い、ある分野のポジションを構築することです。音楽で言えばメジャーに対抗する『インディーズ系』でしょうか。コアな曲でコアなファンを集める。しかも継続する。そんなビジネスモデルだと言えます。
まとめ
今回取り上げたアグリテックだと、大手参入後に商品を出すならコアな領域を狙うのが得策です。
わかりやすいところで言えば、KDDIの商品の1/10価格、2,500円の商品で通信費用が90円(月額)がスタートアップ企業が狙う領域。いずれこの価格帯の商品が出てきます。
アグリテックは今後、次々と新商品が出てくるでしょう。畑を見回るロボットも出てくるでしょう。自動見回りドローンが今ならベストです。農家に1台見回りドローンが実現するのかもしれません。「そんなこと不可能」と感じるところから革新はスタートします。不可能なことが実現してしまったら一気に進化するからです。目が離せない分野です。
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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,790投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆