NFT市場は広がるのか

NFTのマーケットプレイスが出てきています。NFTとはデジタルコンテンツの所有権を明確にできる仕組みです。そのためデジタルコンテンツを売買することができるようになったのです。デジタルコンテンツはコピーが可能です。そのデジタルコンテンツである絵、イラスト、音楽、動画などが売買されています。高額で取引されたことがニュースに出ているので見たことがあるのではないでしょうか。今後は違った側面で利用することになると予想しています。

NFTマーケットプレイス

現在NFTのマーケットプレイスはGMOと楽天がわかりやすいでしょうか。個人的にも昨年GMOのマーケットプレイスでデジタルコンテンツを購入してみました。所有できたコンテンツはWebなどで利用することが可能です。また値段を設定して売却することも可能です。現在は購入金額の約3倍で再販している人がいます。

GMOインターネットグループが運営するNFTマーケットプレイス

https://adam.jp/

「Rakuten NFT」は、スポーツや、音楽・アニメをはじめとするエンターテインメントなど様々な分野におけるNFTを、ユーザーが購入したり、個人間で売買したりすることができるマーケットプレイスと、IPホルダーがワンストップでNFTの発行、および販売サイトの構築が可能な独自のプラットフォームを併せ持つサービス

https://nft.rakuten.co.jp/

再販されたときにも

NFTの仕組みはブロックチェーン技術です。所有者がわかる仕組みであり、改ざんできない仕組みです。再販された記録も残ります。このNFTの仕組みだと再販されたときもデジタルコンテンツの作者が印税を受け取るプログラムも開発されています。今までは最初の売買しか印税を受け取ることができなかった作者にも恩恵があるのが特徴です。

まとめ

デジタルコンテンツが保護される仕組みはありませんでした。イラストやデジタルグラフィックの展示会を見に行ったことがありますが神経質になっている作者の方もいたのは事実です。それがNFTの仕組みにより保護されるので広がる可能性が出ています。米国ではプロスポーツのデジタル動画(数秒間)がNFTで1,000円から2,000円で売買されています。バスかならシュートシーン、サッカーも同じようにシュートシーンの動画です。野球ならホームランのシーンを所有できる仕組みです。プロスポーツの選手カードのような感覚で取引されています。このようなところから広がっていくのでしょう。その後は数年経てばビジネスでも利用することが増えそうです。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,796投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆