変化させられる行動が取れる人は何%か
2022年から数年間の変化が大きいことが予想されています。2020年初頭から世の中が部分的に停止しているので企業活動はオンラインへ移行したと言われています。本当でしょうか。中には足腰が弱くなっているのを感じているのではないでしょうか。そんなとき、リーダーがメンバーに向かって「チャレンジしなさい」と声をかけていると思います。
ただ、表現力が問われる場面でもあり同じフレーズを言い続けても伝わらないこともあります。理解されないと言ってもいいでしょう。人は理解の上に行動があります。理解しないことは行動しません。わからないときや不満があるとき、不安があるときも行動しません。通常の業務は行いますがそれ以上はやらないのです。しかも言い訳できる理由はどこにでも転がっている状態です。
「お客様が来ないでほしい」と言われています、と報告するだけで必要以上な行動をとらなくても問題になりません。さて、こんな閉塞感のチームを率いることになったとき、どのような表現で進めていけばいいのでしょうか。
ダメな選択肢がわかることも成果
チャレンジしても良い、遠慮なくチャレンジしてほしいと伝えて本当に行動に移す人は1割もいません。おおよそ5%です。10人のメンバーでも1人もいない場合があります。そのときは何度もチャレンジという言葉を言い続けるでしょう。そうすると、ようやく1人がチャレンジするようになります。その1人がチャレンジした様子を他の9名は静観しています。チャレンジの結果を見ているのです。
結果が出たときには、自分もチャレンジしようと意欲が出る人もいます。しかし、チャレンジした結果が出ない場合は、「失敗だな」と感じ停止した状態を選択します。フリーズした方が得策だからです。そんなときは、失敗したことを表彰する方法があります。
この失敗によって選んではいけない選択肢がわかった、という表彰です。やってはいけないことがわかったのが成果だと認識させるのです。成果はチャレンジした人しか出せない状態をつくることです。
人がチャレンジするようになる表現力
人が未知のことにチャレンジする、未知のことに対して行動するようになるために次のような表現力をリーダーは用いています。
- チャレンジする
- リスクを負う
- 皿を割る
- フルスイングする
- 全力を出し切る
皿を割るというのは、「どんどん皿を割りなさい」と言い続けるリーダーです。割れてもいいので皿を扱うこと。割れやすい(失敗しやすい)ビジネスモ扱いなさい、という意味で使われています。わかりやすい表現です。
他にもフルスイングする、全力を出し切る、という表現も伝わりやすい内容です。頑張りなさい、という表現は何%まで頑張るのかあいまいになっています。人によっては、この程度でいいだろうと自己解釈した頑張りで進めてしまうからです。その場合は、100%の頑張りをするように伝えるしかありません。
まとめ
変化幅の大きな時間が続くのがわかっているならば今から助走期間としてチャレンジ行動の割合を増やしていくことです。大きな変化は突然表出します。突然発生してからでは遅いと感じます。
——————————-
ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,802投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆