ARとは

現実空間と仮想空間が合体させるのがAR。「Augmented Reality」の略で、拡張現実と呼ばれています。現実空間にバーチャルを表示させる手法です。ポケモンゲームで一般的に知られるようになりました。

不動産会社では、建築されていない場所にAR眼鏡でARを表示させると建築後のマンションが表示されたりします。現実の空間に実際の大きさでバーチャル表示されるので、より現実に近い存在で見ることができるのです。

ただ、他には応用例が少なく、何に利用できるのかが課題になっていました。

ユニークAR事例

そんな中でユニークな事例を見かけたので紹介します。ジョギング時に自分の前にARでランナーを表示させる事例です。いわゆるペースメーカーをバーチャルでつくり上げてしまうのです。その方がジョギングの成果が上がるだけでなく、ひとりで走っていても仲間と走っている感覚が出てくるので楽しみも出てきます。

仮想ランナーの効果の程は下記論文で記されています。
英語の論文は、下記手順で翻訳し読むことが可能です。
1)GoogleドライブにPDFをアップロードする
2)そのPDFをGoogleドキュメントで開く
3)ツール→ドキュメントの翻訳機能 をクリックすると翻訳後の別ファイルを保存可能

Solitary Jogging with A Virtual Runner using Smartglasses

https://takeo.pecori.jp/pdf/jogging_vr22.pdf

ARはスポーツ界から発展するのか

こうした事例を見ると発想が広がります。ペースメーカーを必要とするスポーツには最適ではないでしょうか。ライバルとの差もARの仮想ランナーを見ることで差を実感することが可能になります。ジョギング以外でも応用ができる内容です。

まとめ

完全なバーチャルリアリティ(VR)より拡張現実ARの方が親しみやすいと感じるのは私だけでしょうか。現実世界にバーチャル表示が重なれば受信できる情報量に限界がなくなります。実際に経験しなければ得られない体験もARで経験できるでしょう。

そうなるとビジネスの研修も変化します。ロールプレイングをして練習をする世界はARによって仮想ランナーのような仮想ティーチャーを見ながら練習することができます。手本を見てからロープレするのではなく、手本となる動作に合わせながら練習することが可能です。

これが実現すれば習得までの時間は一気に半減します。身につけるプロセスは短縮されるでしょう。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,816投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆