サービス名はカタカナ
最近のサービス名はカタカナが流行り。
今日紹介するのは、チョイソコ。
https://www.choisoko.jp/
地域の乗合バス(コミュニティバス)のサービスです。
単なる乗合バスサービスではなく、他にも狙いがあります。
サービス コンセプト
コンセプトを見ると
『チョイとソコまでごいっしょに」をコンセプトに、交通手段にお困りの方が多いエリアにおいて、移動手段を提供し、外出機会を増やしていただくことで、健康維持・増進を図っていただくことを目的としたサービス』
となっており、高齢者などに外出機会を増やし健康増進を図ることを意図しています。
そこがユニーク。
運営企業
ベンチャー企業が運営しているのかと感じますが大手企業のアイシン。
クルマの部品メーカーのアイシンです。(グループ売上3兆円超)
そんな大手が取り組んでいるサービスなのです。
料金のカラクリ
スタートしたのが愛知県豊明市。
110の停留所で1,500人がサービス登録をしています。(2019年)
利用者は
・1回300円
で乗ること(移動すること)が可能。安いです。
なぜこんなに安いのか?
それは登録をしている1,500人に対して『チョイソコ通信』という会報誌を発行し、そこに企業から広告料をいただいているから。
https://www.choisoko.jp/toyoake/communication/
広告料収益があるので、利用者は安く利用できるビジネスモデルです。
全国で
すでにチョイソコは各地に広がっています。(13ヶ所)
https://www.choisoko.jp/choisoko-town/
まだ実証運行段階のところも多く、実際に運営になったのは
最初の豊明市だけですね。
(実証運行の場合、無償で行っています)
興味がある人は資料ダウンロードが可能なのでご覧ください。
https://www.choisoko.jp/app/download/10826625671/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%82%B3%E6%A6%82%E8%A6%81%E8%B3%87%E6%96%99_20210421_compressed.pdf?t=1618989493
このサービス、全国に広がるかもしれません。
今後の動向に注目です。
まとめ
新しいビジネスモデルの中でもユニークな事例です。乗車料金を安く設定するために地域の法人スポンサーを募る。
アイデアは出せると思いますが、実際に法人からの広告継続を得るためには実績がなければなりません。このサイクルを回し続けるのがノウハウです。視察したいビジネスモデルのひとつです。
——————————-
ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,841投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆