節電呼びかけで解決するのか

今年の夏と冬は電力不足が予想されている。そのため、冷蔵庫の設定温度を下げる節電呼びかけが政府から出ました。これを見て、感じることがあると思います。ビジネス的な視点から見れば、節電が根本解決なのだろうかと疑問を持つことでしょう。

松野長官 冷蔵庫の設定温度下げるなど節電呼びかけ…夏冬に電力需給ひっ迫の見通し

https://www.fnn.jp/articles/-/371099

電力増やすのか減らすのか

電力不足を解消するには、
1)発電量を増やす
2)節電する
の2つがあります。今回は節電だけをアナウンスした形なので、「それでは解決しない」という意見も出てきてしまいます。双方について取り組んではじめて解決になるでしょう。特に電力については節電する量は限られます。家庭用の電力は消費電力のうち半分。なので、家庭用を10%削減しても全体では5%削減にしかなりません。1/2は工業用電力です。こちらは節電しないと思われます。そのため節電の効果は大きくないと予測できます。

もう一方の発電量に関しては、発電所の稼働率を上げるだけ。余力がある場合(稼働率が低い場合)は、稼働率の上昇だけで電力不足を解決することが可能です。物理的に可能であれば解決への道は近いでしょう。

経営なら売上増やすかコスト削減か

経営では同じような課題が発生します。利益を増やすには
1)売上を増やす
2)コスト削減する
の2つです。こちらも似たような内容になります。コストは1%単位で削減していきます。乾いた雑巾をさらに絞るという表現をする場合もあります。その一方で売上に関しては5%10%の増加は一気にできる可能性があります。

もちろん双方ともに取り組むべき内容ではありますが、即解決しなければならないときは売上上昇を狙う施策に注力するのは有効だと感じます。

まとめ

解決方法がふたつある場合は、同時並行で進めるのが原則です。あとは、力配分をどうするのか。解決させるのに時間がない場合は、瞬間風速が出せる方を優先させることになるでしょう。電力が足りないのなら発電所の稼働率を限界まで上げる、利益を増やすには売上を増やすことです。利益が出ていない場合、赤字の場合は売上を増やすしかない場合もあります。小さなコスト削減では解決しない場合もあるのです。このように2つ以上の解決方法がある場合はバランスを考えて判断していくことになります。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,898投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆