キャンセル・カルチャーとは

キャンセル・カルチャーという風潮があります。不適切な言動により追放されてしまうことです。著名人や政治家、またはメディアに出ているような人が対象とされています。一気に退けられてしまうので、いきなりの印象があります。

キャンセル・カルチャーとは、
主にソーシャルメディア上で人物が言動などを理由に追放される、現代における排斥の形態。多くの場合、芸能人や政治家といった著名人を対象に、過去の犯罪や不祥事、不適切な言動とその記録を掘り起こし、大衆に拡散、炎上を誘って社会的地位を失わせる運動や、それを良しとする風潮を指す 。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC

キャンセル・カルチャー事例

ハリーポッター著者がキャンセル・カルチャーの事例として挙げられています。不適切な発言により、イベント出席が取りやめになったり、出版にも影響が出た事象です。

日本でも失言により役職を辞任する事例は思い出せるのではないでしょうか。

J・K・ローリング

https://ja.wikipedia.org/wiki/J%E3%83%BBK%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0

平静を保つために

このようなキャンセル・カルチャーの背景には、自分の精神の平静を保つために積極的にやっているのではないか、と解説されています。小さな失言を見つけ、反対運動に導き、失脚させる、辞任に追い込むのです。

「ネットに書き込まれる悪口を見ていて思ったのは、とにかく”罰したい欲”がすごいなと」と、当時を振り返っている。「誰かを攻撃することでスッキリしたり精神の平静を保っているのでしょう」ともいう。

https://www.news-postseven.com/archives/20220313_1733795.html/3

まとめ

キャンセル・カルチャーの内容を見れば、著名人だけに起こっているわけではないことに気がつきます。企業においてもキャンセル・カルチャーはあるのではないでしょうか。役職者の失言から反対運動的な行動に陥る。その後、役職者の辞任を要求するようになるのです。

現在は、キャンセル・カルチャーが発生しやすい時代だと認識しておきたいところです。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,931投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆