リベンジ消費の結果

サーティワンアイスクリームが1店舗当たり小売売上高の過去最高を達成。2022年上半期の結果です。現在国内で1200店舗まで拡大しています。店舗を増やしながら1店舗当たりの売上高過去最高になったのは目立つ兆候だと感じます。リベンジ消費がアイスに向かったのか、急に暑い日が続いたので上半期に売上が集中したのか。その両方が重なった結果ではないでしょうか。まわりの人たちにも確認したいところです。

B-R サーティワン アイスクリーム株式会社(以下、「B‐Rサーティワン」)は、この度2022年上半期において1973年創業以来、過去最高の既存店1店舗当たり小売売上高を達成しました。また、それに伴い、B-Rサーティワンの売上高及び税引き前利益も、同様に、創業以来過去最高を記録しました。

https://www.31ice.co.jp/contents/company/pressrelease/pdf/r220722.pdf

ビジネスモデル

サーティワンが日本でスタートしたのは1973年。昭和48年です。以来、数々のフレーバーを出してきました。フレーバーの種類はなんと1,300種類以上。年間250種類以上のフレーバーを開発してきたことになります。常に顧客を飽きさせないビジネスモデルだと感じます。

マーケティングも秀逸で、毎年春(GWごろ)から広告出稿が多くなります。リピート顧客であっても毎年新規顧客として位置付けているのではないでしょうか。というのも、年間を通して常に購入してくれる人は少ないからです。そのため、暑くなる前にサーティワンを思い出してもらう作戦です。春の広告では1個注文すると倍増してくれるキャンペーンなどお得感を出して集客しています。毎年、春に食べることでサーティワンを記憶から呼び戻し、さらに夏にかけて暑くなったときサーティワンを喚起する仕組みになっているのです。

このあたりのポイントを押さえたマーケティングは学ぶべき内容です。

まとめ

リベンジ消費は、どの業界でもどの企業においても発生しているわけではありません。部分的にリベンジ消費は発生しているので確認しておかなければと感じます。こうしたデータが出る前に状況をつかんでおくのが理想です。そのためには歩き回ることになりそうです。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,941投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆