目立たない人たち

目立たないことを目指している人がいます。組織、グループの中にいるときは、存在感を消し去る人です。まわりでもそのような人はいませんか。いるのか、いないのかがわからない人です。

今後、目立たないことを重視する人が増えてくるのではないかと感じています。こうしたスタッフのことをモブ社員と呼んでいます。

目立たない人、存在感のない人を指す「モブ社員」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD14BOK0U2A710C2000000/

モブ社員の「モブ」という単語は、語源がmobで、「群衆」という意味があります。意思を持たず行動する人たちを指した言葉なのです。しかし、日本で使われている「モブ」という言葉は、「そこにいるだけ」といった存在の人を意味しています。存在感のない人を指した言葉です。

モブとは
モブとは、群衆や野次馬、暴徒という意味である。語源は英語の mob で、理性的ではない群衆、何らかの主張や意思を持たずに行動する連中などの、やや過激的な意味を持つ言葉である。日本で使われるモブは、群衆や野次馬の意味もあるが、たくさん集まっている人やただそこにいる人というニュアンスで使われ、ゲームやコミックの中で多用される傾向にある。

https://www.weblio.jp/content/%E3%83%A2%E3%83%96

なぜ増えるのか

今後、モブ社員が増えると予想しました。これには根拠があります。それは、オンライン、SNSの進化により、すぐに目立ってしまう環境があるからです。炎上する、と表現されることも毎日のように繰り返されています。炎上するのを見て、「炎上されたくない」と感じる人も中にはいるのです。そこから、目立ちたくないと感じる人が増えていく現象なのです。

まとめ

目立ちたくない人が増えると、おとなしいチーム、組織になってしまいます。反応のない組織です。目立つと叩かれるイメージがあるのでしょうか。今後は、その傾向が強くなると予想しています。なので、モブ社員の割合を気にしながら、モブ社員の割合が減るように経営したいところ。目立たない状態で仕事が進むことはないからです。新しいことをすれば目立つのは普通のこと。それを恐れず取り組めるように組織の雰囲気を醸成したいところです。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,944投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆