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減少スピードによって業界の雰囲気が違う

減少スピードからわかること

複写機と複合機は減少しているのは想像がつくと思います。実際にどの程度のスピードで減少しているのでしょうか。出荷金額のデータがあります。世界出荷金額を5年前と比較すると約30%減少しています。均等に減少している場合、年間6〜8%ずつ減少していることになります。このスピードで減少すれば、あと5年で50%減少まで到達するでしょう。しかし、実際には均等なスピードで減少することはないので、急激な減少が発生すれば、すぐにでも半減することも考えられます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の流れは徐々にですがスピードが上がっています。そうなると複写機、複合機は減少することは誰でも予測がつくのではないでしょうか。ただ、減少スピードが10%、20%という高い減少率の場合は急いで取り組むのですが、数%の減少率の場合は、「なんとか持ち堪えればいいのではないか」と現状維持になるケースもあります。

事務機依存 脱却急ぐ:21年の複写機と複合機の世界出荷実績は6491億円と5年前と比べて3割減少した 日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63727190U2A820C2TB2000/

理解まで到達させる

ゆっくりな変化は、やはり痛みを感じにくい。不感症ではないのにもかかわらず、不感症のように振る舞うのです。痛いはずなのに、我慢できる痛みなので、痛くない素振りをするのです。しかし、こんなときは敏感反応して大声で「痛い」と言うべき。危機感を煽る必要はありませんが、現状認識を正確に理解してもらうのには意味があります。

1年後はどうなるのか、3年後はここまで減っていく、5年後、10年後は半減するかもしれない現実を予測数値で提示する。その数字を見て、理解してもらう。本当の理解まで到達してもらう。

そこがポイントになるでしょう。「わかってます」「わかりました」という言葉をそのまま受け止めないで、何度も確認することがここでは求められると思います。

まとめ

業界の将来予測をすると、人口減少に関連する業界や、代替品へと移行する業界は市場縮小の予測しか出てきません。ただ、減少率によって業界の雰囲気はまったく違います。同じ業界にいると感じ取ることができません。あえて他業界と比較することで実感できると思います。

減少率を把握し、予測しながら対応したい部分です。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,973投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆