チャルディーニの法則
チャルディーニの法則という人の行動に影響を与える法則があります。今まで取り上げていませんでした。あまりにも応用ができるので危険だと感じる部分もあるので特定の方にしか解説してこなかった経緯があります。Googleのフィロソフィーの中に下記の内容があります。これを理解できる人にしか深く解説しないことにしているのです。
『悪事を働かなくてもお金は稼げる』 (Google が掲げる 10 の事実)
https://about.google/philosophy/?hl=ja
6つの法則
チャルディーニの法則は6つの内容がありますが、チャルディーニ氏が見つけました。人の行動に影響する6つのカギを見出したのです。返報性、コミットメント、一貫性、社会的な証明、権威、好意、希少性が人の行動を左右することがわかったのです。悪意を持ってこれらの原則を利用することもできるので注意してください。ただ、広告にはこれらの原則が適用されており、その影響を自分が受けているのを知っておくのは損はありません。あくまでも自分のために、です。
- reciprocity(返報性)
- commitment(約束・義務) and consistency(一貫性)
- social proof(社会的証明)
- authority(権威)
- liking(好意)
- scarcity(希少)
He found that influence is based on six key principles: reciprocity, commitment and consistency, social proof, authority, liking, scarcity.
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Robert_Cialdini
返報性の原理とは
返報性の原理とは、好意をいただくと好意でお返ししたくなる行動のこと。日頃から手伝ってもらっていると何かしらお返ししたくなる心情です。ギブアンドギブを継続している人ほど、時差はありますが返報性の原理を実感しているのではないでしょうか。逆に返報性を期待している人は単なるギブアンドテイクなので結果的には何も得られないこともあります。返報性の原理を体感することはありません。このあたりを深い地点で理解しておくとチャルディーニの法則について納得すると思います。
まとめ
ビジネスでは心理を知ることは外すことができません。しかし、心理を知れば知るほど人をコントロールしたくなるときもあります。ただ、人をコントロールすると最終的にはバレてしまいます。心理を使ってコントロールしていることがバレるのです。相手が気がついてしまうので、そのようなことはしない方がいいでしょう。なぜなら、ビジネスの付き合いは終了してしまうからです。Googleが《悪事を働かなくてもお金は稼げる》と言っている意味はそこにあります。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆