広告本数が増えているので

広告費を投入して売上につなげる。最近はオフライン広告だけでなくオンライン広告も増えており広告投資の種類が増えています。そのため広告投資の効果があったのか検証する数が一気に増えました。オンライン広告だと小口広告投資ができるので、広告本数が増えてしまうのです。どの広告が売上につながっているのか、わかりやすい指標がほしくなります。

広告費と売上高の指標ROAS

広告費と売上高の関係を指標にしたのがROASです。リターン・オン・アドバタイジング・スペンドの略です。広告費投資のリターン(売上)という意味になります。広告費という投資をする側にとっては、最も気になる部分。広告経由の売上高がどの程度あるのかは知りたい部分です。

ROASとは
「Return On Advertising Spend」の頭文字を取った略語で、日本語に訳すと「広告の費用対効果」という意味

https://ecnomikata.com/ecnews/27445/

ROAS計算式

ROASの具体的な計算式は下記になります。

ROAS = 広告経由の売上 ÷ 広告費 ×100

https://ferret-one.com/blog/btobwords096

たとえば、ある通販商品の場合、100万円の広告費で1,000万円売り上げたとします。その場合は

  • ROAS=1,000万円➗100万円✖️100=1000

になります。投入した広告費の10倍の売上があったことがわかります。売上に対する広告費の割合は10%ということです。

  • ROAS=100:広告費と売上高が同じ
  • ROAS=200:広告費の2倍の売上高になった(売上に対する広告費50%)
  • ROAS=1000:広告費の10倍の売上高(売上に対する広告費10%)

と覚えておけばいいでしょう。

まとめ

少額から広告が試せる時代になりました。SNS広告ならスマホからでも簡単に広告が出せます。そのため広告を出す機会も増え、惰性で広告出稿してしまうケースもあります。惰性にならないように指標を決めておきたいところ。そんなときにROASのような指標を出して比較することが有効です。
また、こうした指標を出すにはどの広告経由で売上になったのかわかるようにしておかなければなりません。広告ごとに判別がつくような手段を講じておくと便利です。オンライン広告はその点便利。オフライン広告は広告ごとに問い合わせ先を変えておくといいでしょう。ある企業は看板ごとに問い合わせ電話番号が違います。そこまでして広告反応をリサーチして判断しています。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆