「コードレッド(緊急事態)」を発動

Googleが「コードレッド(緊急事態)を発動」したそうです。「検索エンジンの先行きが怪しくなった」からです。確かにそうでしょう。なぜなら、人工知能サービスがいくつかスタートしていますが、想像以上に完成度が高い。まだ不完全ではありますが、追いつかれる、追い越されるのは素人でも予想できます。人工知能を利用するようになると人は検索をしなくなるのです。Googleのビジネスモデルは8割が広告収入。検索されなくなったら収入は途絶えます。さて、どうなるのでしょうか。

グーグルが方針変更、ChatGPTに対抗へ…ピチャイCEOが新しいAI製品の開発を指示

・2021年には全収益の81%にあたる2080億ドルが広告から
・ChatGPTは、何百万ものウェブサイトからの情報をまとめて1つに合成した回答を、人との会話のような形式で伝えることができる。

https://www.businessinsider.jp/post-263637

Googleは広告収入があるため他のサービスはほぼ無料で提供してきました。おそらく今後はすべて有料化になっていくでしょう。たとえばGメールのサービスは利用者も多いかと思いますが、これも有料化されるのではないでしょうか。もしくは、法人向けに提供されている有料サービス「Googleワークスペース」の個人版を出してくるかもしれません。https://workspace.google.co.jp/intl/ja/pricing.html

最後はAI企業を買収するかもしれません。notionやGPTを提供しているOpenAIが対象になるのでしょうか。どちらにしても今まで無料だったものが有料になるのは想定しておかなければなりません。

完成度高い

人工知能のサービスはいくつか試しています。相応以上の完成度です。利用できる品質になっているのでGoogleが慌てる理由も理解できます。どのような便利さかは、今後公開していきたいと思っています。

まとめ

ビジネスモデルが崩壊するときは一瞬です。新テクノロジーが崩壊していきます。Googleも過去において他社サービスを崩壊させてきました。今回は自分たちが崩壊する対象です。慌てているでしょう。他にも人工知能によって消滅する仕事、ビジネス、職種が思い浮かびます。対象となる人たちは気がついているのでしょうか。方向転換には時間がかかるのでGoogleと同じようにコードレッドを発動して対応するのが得策だと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆