コンテンツがバディ

世代別に共感する内容が違います。マーケター(マーケティング担当)は顧客の世代によりコンテンツをつくり変えているのです。今後、ミレニアル世代(1980年から1995年ごろ生まれ)とZ世代(1995年から2010年ごろ生まれ)を対象としたビジネスを展開する企業では把握しておく必要があります。

なぜなら、感覚が大きく変わってしまったからです。スマホを使いこなし、オンラインの中が生活の一部だからです。オンライン上にある「コンテンツがバディ(親しい仲間)である」と表現されるようにもなっています。(書籍「コンテンツボーダーレス」より)

親しい友人ということは

  • 欠かせない存在
  • いつも接している
  • 積極的なコミュニケーションをしている

ことになります。オンライン上にあるコンテンツの比重が大きいのです。しかも、コンテンツに共感し、感情移入しています。

ミーニングアウトとは

そのため、コンテンツに対して求める内容も違います。あいまいではなく、はっきりとした価値観や信念、主張を求める傾向にあるのです。これを「ミーニングアウト」と呼んでいます。明確な主張やパーパスがないコンテンツにはミレニアル世代やZ世代は共感しないのです。

ミーニングアウトとは 
ミーニング(Meaning)+ カミングアウト(Coming Out)が合成された言葉。自分の考え・価値観・信念を消費行動に移すことを指します。価値観を自分の中で止めるだけではなく、消費行動として表現することが世界各国の、特にミレニアル・Z世代(1981 – 2012年に生まれた世代)を中心に広まっています。

https://bene.is/articles/5201

気持ちに共感する

主張がはっきりしているということは、好き嫌いが明確に分かれるコンテンツになります。大好きな人もいれば、大嫌いな人もいるようなコンテンツが支持されているのです。確かに動画やドラマ、映画を見ても好き嫌いが分かれるようなコンテンツが支持されているのがわかります。

また、自分たちの境遇に似た人が自分の気持ちを代弁してくれるコンテンツも支持されているようです。

まとめ

将来のことを考えるとミレニアル世代やz世代は無視できません。そのため今から特性を知っておいて損はないでしょう。顧客としてミレニアル世代やZ世代は関係ない人もいるかもしれませんが、数年経てばその世代が入社してくるかもしれません。そんなときに「よくわからない」と言わないようにするためにも理解してあげる姿勢は不可欠だと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆