想像して創造する
創造は想像からスタートします。イメージの中に将来があります。毎日頭に浮かぶことだけが実際に発生するのです。年末年始に「新たな気持ち」になり「新たな目標設定」をすると思います。そのときに気合を入れたり、決意する必要はありません。毎日頭に浮かぶようにするだけです。想念がリアルになるだけ。最初に気合を入れても1ヶ月後には頭に浮かばない内容であれば意味がありませんし実現することもありません。毎日、目標やゴールを思い出すだけでいいのです。「創造は想像からスタート」です。
優位性が消滅することの方がかえって良かった
優位性があるとき業績も好調であり収益も上がります。これが永遠に続けばいいのだが、と思うこともあるでしょう。しかし、世の中に永遠はありません。他者がマネをしたり、優位性だった領域を超えていくこともあるからです。そのとき、「優位性が消えてしまうことの方が良い方向に進む」と感じる人もいるのです。新しい優位性を発掘することになるからです。
優位性が消えることは本当に痛いこと。できれば避けて通りたい。しかし、いずれ消滅するのであれば次の優位性を発掘しなければならない。しかし、徐々に優位性が消えていくときは新たな優位性の発掘はあまり進まない。本気で取り組まない。だが、一気に優位性が消滅したら次の優位性発掘も一気に進めなければならなくなる。それが新しい側面を見出すことになるのです。
急に優位性が消滅した方がかえって良かったとなるのは、次に進む加速度が上がるからです。やらなければならない状況になれば加速度は上がります。マイナス局面を逆にプラスとして考えるとさらに加速度はアップするのです。
まとめ
2023年は新しいテクノロジーが数多く出てくるのではないでしょうか。研究開発も再開しフル稼働していると思います。新しいテクノロジーは世の中を進化させますが、過去のビジネスを撤退に追いやることも普通に発生します。その新陳代謝を見る機会が増えるかもしれないのです。しかし、それは当然のできごと、自然の摂理としてとらえるしかありません。次に進むために発生したプラスのできごとなのです。現在地ではなく、次の土地に移動するように後ろから押してくれるできごと。そう考えていきましょう。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆