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こんな姿を初めて見た、日本銀行

初めて見た

エコノミストが「コントロールがきかなくなっている日銀を初めて見た」と表現しています。そんなことが発生していますが世間は穏やかです。「炭鉱のカナリア」のような現象のはずです。炭鉱のカナリアとは、炭鉱で有毒ガスを人より先に察知して鳴き声が止むカナリアを連れていく習慣があり、前兆を知らせることを「炭鉱のカナリア」と表現するのです。それを金融業界では比喩として使っています。金融や経済の領域で炭鉱のカナリア現象は半年先から2年先3年先の前兆をあらわしていることもあり、すぐに何かが変わるわけでもありません。しかし、長期的に見て必ず予想した通りに動いていきます。なので無視するわけにもいかないのです。

大和証券の岩下真理氏は
「これほどまでに市場へのコントロールがきかなくなっている日銀は初めて見たという市場参加者が多い」と指摘。
「市場への介入を強めた異次元緩和のコストを今、払わされている状況」とみる。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB143OB0U3A110C2000000/

金融政策決定会合

今週は世界中で日銀が話題になるだろう、と言われているそうです。1月17日、18日に金融政策決定会合が行われるからです。方向転換が決定されるのではないかと予想されており、長年続いた低金利政策が変わるかもしれないからです。

消費者物価指数

2022年12月の消費者物価指数は前年同月比で4.0%の上昇となりました。この物価指数が今後も伸び続けるのか、いったん落ち着くのか議論が分かれるところです。ドル円為替が円高になれば落ち着くだろうという予測もあります。おそらく値上げだけは落ち着く形になるでしょう。しかし元の値段には戻りそうにありません。ドル円が円高になっても価格が下げることはほとんどないからです。「円安になったので値上げしますと言った企業は円高になったら値下げするのでしょうか」という投げかけもSNSでは見られますが実際に値を戻すことはないと思っています。

消費者物価指数202212
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/kubu.pdf

企業物価指数

企業物価指数の2022年12月速報が出ました。前年比10.2%の上昇です。かなり大きな上昇だと感じます。ここまで企業物価指数が上昇すると価格に転嫁するか、原価低減しかありません。原価の見直し、コストダウンへの要求も強まり関心も高くなります。

企業物価指数202212
https://www.boj.or.jp/statistics/pi/cgpi_release/cgpi2212.pdf

まとめ

ビジネス環境はこうして見ると決して良いとはいえません。そのため、同じことを継続している企業は厳しくなっていくのは誰でもわかるのではないでしょうか。環境が変わるから自分たちも変わっていく、変えていくのが環境適合です。今後3年間はこのような環境変化が続くと個人的には予想しています。そのためにも今からできることを行なっていきたいと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆