スタート意識

2023年の年が明けてから人の意識が変わり始めています。人が動き出したのを見て、自分も何かしなければならないという意識が出始めているのです。旅行に行ったり、食事の光景をSNSにアップする人も増えており、何もしない自分が停滞している状況にあるのではないかと感じてしまうのです。仕事のことに関していえば、取り残されるのではないかという恐怖感も、人の動きと連動して大きくなっています。さらに追い打ちをかけているのが人工知能の進化です。人工知能が便利だとわかってくると、何もしてない自分が取り残されるように感じるのです。人工知能を使った便利なサービスは、すでに1000個以上を確認されており、1000個のAIサービス一覧表も公開され始めました。

1000-AI-collection-tools

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逆に迷ってしまう

このような状況の中で次に迷うのは方向性です。どのような選択肢があり、自分はどこに向かったほうがいいのか分からなくなるのです。これは大人に限った話ではなく、学生も同じです。選択肢の爆発により、選ぶことができなくなっているのです。

過去から増え続けている

選択肢が増えてきたのは、過去を振り返れば商品の種類が増加した歴史と似ています。例えば、コンビニに行き、飲料水のコーナーを見れば種類が増えているのを感じます。限定販売の商品、季節商品が増えているのです。逆に、定番商品はほとんどありません。定番商品は数個に限られるのではないでしょうか。

増えるとうれしいが選べなくなる

顧客の要望によって商品の種類を増やしてきました。だんだん種類が増えることによって、選ぶことをの大変さが出てきてしまっているのです。定期的に買う商品であれば、自分のお気に入りが決まっているので、さほど苦労はしませんが、たまに購入するものは選択肢が増えているので、何を選んでいいのかわかりません。スマホの購入は、ある程度自分のお気に入りが決まっていますが、パソコンやタブレットの購入はなぜか迷ってしまいます。そんなことが発生しているのです。

まとめ

人は選択肢が増えて幸せになったのでしょうか。チャンスが増えて可能性は広がっています。しかしそれは求めている人の話です。求めていない人にとっては、混乱するだけ。選択肢が少ない場合は、選ぶ必要はありませんが、他に可能性があったのではないかという不満が出てきてしまいます。どちらが良いとはいえないのですが、選択肢増加の傾向は変わらないので、選ぶ基準は持っておきたいところです。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆