集まらないので

「集客できていないので、開催を中止するかを決めたいと思います」とミーティングでの一場面。外出が増え、戻りつつある状況の中で久しぶりにリアルなイベントを開催することになったのです。しかし、あまりにも久しぶりすぎて広告で集客してもなかなか集まらない。そこで冒頭のセリフが出てきました。さて、こんなときはどう判断するのでしょうか。

中止か延期か

久しぶりといっても、実に3年ぶり、4年ぶりとなるケースが最近では普通です。そのため、集客のノウハウを忘れていたり、お客様の方も参加の決断が遅かったりと、リハビリ期間のような感じです。

「3年ぶりの開催だから、集まらないのは致し方ない。今回は中止か延期しましょう」
となるケースもあるのではないでしょうか。久しぶりなので集客に自信がないですし、もし集まらなかったらと考えると決断も鈍るでしょう。

自分たちもリハビリ

しかし、先送りにして何かが解決するわけでもありません。ここは、強行開催を決めて取り組むことです。自分たちのリハビリも兼ねているのです。集まるのかはわかりませんが、やってみることが次へとつながります。止まっていると次の扉を開けることができず、新しい展開も見えてきません。

結果は

実際に開催した結果は想像以上に集まりました。開催することで、「できる」という感覚を思い出すことができたと感じます。次の開催のアイデアとコラボレーションも案が出てきており、開催することで輪が広がったと思います。

この時期に

この時期に、マンネリのことしか開催していない企業はちょっと心配です。お客様からの問い合わせ、お客様へのアプローチが前年と一緒というのは結果の有無に関わらず、「ちょっとヤバくないか?」と感じる感覚がほしいところです。

場面が大きく展開しました。演劇にたとえるならばステージのセットが回転して入れ替わった状態なのです。人が外に出始めているのに、人が集まる場所が少なすぎる現象が各地で発生しています。需要と供給がアンマッチな状態になっていることが部分的にあります。

まとめ

新しいことを試すときは、ストレスもかかりますし、結果も気になります。準備も大変で時間もかかることがあるでしょう。今回のイベントは外部の企業とのコラボもありました。その企業も初めての経験だったようです。若手スタッフが念入りな準備や資料づくりを行なっていたので感心しました。新しいステージに挑戦することが成長へとつながるのを実感した次第です。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆