経営のハードルは下がり続ける

このWEBサイトを運営して11年以上になります。経営の情報発信を目的として現在は運営しています。ただ、ドメインを見てもらうとわかりますが、そもそものコンセプトは「ビジネスクリエイション」でした( https://businesscreation.jp/ )。ビジネスをクリエイトする(創造する)ことをコンセプトにしていたのです。イメージは、「だれでも、どこでも、ビジネスができる」でした。しかし、当時はビジネスツールも少なく、経営環境は限定的だったのです。それが時間の経過とともに経営のハードルは下がり続けています。ビジネスをするハードルが限りなくゼロに向かって下降しているのです。その実感はありますか。

ツールが後押しする

10年に1度はビジネスツールの進化で経営手法が変わってきました。ちょうど10年前はスマホの普及がビジネスにも影響したときがあります。「スタッフにスマホを持たせた方がいいのだろうか」とよく質問されました。そのとき「でもスマホを持たせるとゲームで遊ぶのではないか」と危惧する経営者もいたのは事実です。確かに「スマホでゲーム」でサボるスタッフはいるかもしれません。しかし、それを上回る利益が見えていたので積極的な導入を決断した覚えがあります。

今度は

2022年までは《DX(デジタルトランスフォーメーション)》が経営の新しい手法として注目されていました。どのようにしてDXを導入するのか、実現していくのかが経営の命題だったのです。そのDXが達成されない段階で次(AI)が出てきてしまいました。「はやすぎる」と感じた人もいたのではないでしょうか。DXからAIX(AIトランスフォーメーション)になったのです。あまりにも速すぎます。

今回の飛躍のポイントは

しかし、今回の飛躍はビジネスを創造するハードルを何段階も下げてくれます。そのため、ある程度の規模がなければ展開できなかったビジネスが少数精鋭で実現できてしまいます。ココが今回のポイントです。特にビジネス領域ではマーケティングが少数精鋭主義になるでしょう。営業担当の仕事もマーケティングの一部なので少なからず影響を受けていきます。たとえるなら、新人とベテランの差がなくなります。ベテランの販売に関する知識はほぼAIに代替されます。ベテランに残される領域は人に関する

  • コミュニケーション力
  • 交渉力
  • 調整力

ぐらいに絞られていくのです。この残された部分は価値が大きいのでベテランは残ると思いますが、上記の能力が苦手な人は淘汰されることもあると想像しています。

まとめ

ビジネスにおいて創造したいことがある人は今後楽しい時間を過ごすことになるでしょう。実現できることが増えるからです。新しいツールが自分の能力を拡張してくれるのを実感できるからです。「今までやりたかったあれもできる、これもできる」と考えて興奮していることでしょう。そのサイクルに入った人はゴール到達が自動設定された状態です。まちがいなくゴールへ導かれると思います。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆