可能性の追求が仕事
可能性を追求するのが営業の仕事です。そんなことを感じさせることがありました。遠方のお客様から製品のカタログ依頼がありました。電話をした理由を聞いたところ、セミナーを開催されるとのことです。なのですぐに送付した、とのこと。スピード、対応しているところは素晴らしく、営業としては合格点だと思います。ただここで「可能性を追求する」という視点で考えると、もの足りないのです。なぜだかわかるでしょうか。
勝手な思い込み
遠方のお客様なので、行くことができないと勝手に思い込んでいたのです。お客様が開催されるセミナーにお手伝いに行く、支援に行くという可能性があるのです。もちろん時間もかかりますし、交通費もかかりますので、損益の計算はしなければなりません。しかし、損益が成り立つのであれば、訪問して営業活動する選択肢も今なら増やしておくべきではないでしょうか。
営業の仕事をシンプルに考えると
営業の仕事をシンプルに考えてみると、可能性を追求する選択肢が次々に出てくるかどうかがカギになっているようです。トップセールスならば、通常の営業に比べて選択肢が常に1つ多い状態を保っています。なぜ選択肢を増やせるのでしょうか。それは常に可能性を追求する思考回路が備わっており、自動的に可能性追求をしているからです。こうした選択肢は気が付きませんでしたと言われることがあります。後から、そんな時はこんなような選択肢が提案できたのではないか、と教えることができますが、再現できるとは限りません。悩ましいところです。
2つの能力を身につける
①察知する能力
②選択肢を瞬時に探す能力
③可能性を追求する姿勢
この3つで契約率は高くなっていくのではないでしょうか。営業も科学的に分析されるようになり、こうした確率がかなり明確になってきています。今後は可能性を追求する思考プロセスを習得できるようになるはずです。
まとめ
フットワークが軽くない状態が続いていたので、訪問する、移動するといった選択肢がなかなか出てこない人もいるようです。移動するといった選択肢がなかなか出てこない人もいるのです。ああそうか、今ならそんなこともできるのか、と後から気がついても遅いです。その点を理解して積極的に行動していきましょう。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆