自動運転タクシー

ホンダが2026年から提供すると計画している自動運転タクシーが発表されています。米国自動車メーカーGMとGMの自動運転車開発部門Cruise(クルーズ)の3社で合同開発しています。米国ではテスト走行も開始されており実現が近いようなイメージを持つことができます。

ホンダは自動車についてEVへシフトさせると明言しており、その中でもこうした自動運転モビリティに可能性を持っているのではないでしょうか。そもそも、ホンダは自動車やバイクだけでなく、動力のエンジンだけの製造販売もしており、その割合が大きな企業です。そのホンダがEVへシフトするのを見ると時代を感じます。動力源が原動機(エンジン)からモーターへ移行するのを追随する考え方です。世界的に見ればホンダは自動車よりバイク(モーターサイクル)が有名なので、電気自動車へシフトするという戦略ではなく、動力源の提供をするメーカーというポジションで戦略を考えているのではないかと感じます。

その一方で

ただ、自動運転についてはまだ先が見通せません。すでに米国や中国では自動運転タクシー(無人タクシー)が走っています。その中で、米国の自動運転タクシーが営業許可停止になりました(カリフォルニア州)。理由は事故が多いからです。新しいテクノロジーが市場に出てきた時には必ずこうした問題が発生するものです。これをどのように乗り越えていくのか。それが自動運転の普及スピードに影響していくことでしょう。

GM傘下のクルーズ、自動運転タクシーが営業許可停止。業界への影響は必至に

https://wired.jp/article/cruise-robotaxi-self-driving-permit-revoked-california/

まとめ

自動運転は実現されれば運転時間が自由時間へと変化します。運転のストレスから解放されることになります。特にビジネスの移動における運転はさほど楽しいものではありません。そこから解放されれば、かなりうれしい人も多いはず。実際に高速道路だけでも完全な自動運転ができるようになれば、移動手段としてクルマを選択する理由にもなります。公共交通機関から離れた企業への訪問は手間がかかるので、クルマ移動できれば効率も上がるでしょう。無駄がなくなると感じます。

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