持て余すと

仕事の時間はおおよそ1日あたり8時間前後です。この8時間を
・忙しく
過ごす人と
・時間を持て余す
人の差を最近感じるようになりました。行動制限がなくなり、活発な行動をする人がいる反面、暇な人が目立ってしまう現象です。全員が事務所に滞在する時期やテレワークの時期は、そのような目立ち方はなかったのですが、最近は顕著です。

しかも、時間がる人は会社のためを思って、助言する人がいるのですが、その内容がちょっとどうなのか、と感じています。客観的に見るとわかるかもしれません。下記、プラス、マイナスで分けてみました。

マイナス的な行動プラス的な行動
過去の振り返りだけ将来を想像する
指摘ばかり提案しか考えていない
批判も混じる次のアクションを考えている

熱心さの方向が

会社を思って意見を言ってくれているので、ありがたい存在なのですが、その方向性が会社の目指す方向と違っているのを感じます。しかも、人は時間があると「過去ばかり」見る習性があるのです。忙しいときほど、TO DOが多くなり、必然的に将来のことばかり考えるようになります。

時間があるときほど過去ばかり見てしまうのは無意識でそうなるので、意識しなければ回避することはできません。ちょっと忙しいくらいがちょうどいいのは、やるべきことが多くなると、そのことばかり考えるので、結局のところ未来しか見ていないことになるのです。これも環境づくりだと感じます。忙しすぎてもいけませんが、8時間の中で、無駄な時間がない方が良いでしょう。

仕事がないから

時間が余る人の言い訳に「仕事がない」「仕事量が少ないから」というのがあります。しかし、仕事は自分で探し、機会をつくるのが基本です。年齢を重ね、ベテランになっても、自ら仕事を探したり、創造しない人がいるのが不思議。経験は有効な方向に使われないものだと感じます。もったいない。

まとめ

人生の主役は自分であり、他人ではありません。自分が主役ならば、役柄の設定、環境の設定も自在になります。それを他責にしてしまうと批判的、否定的な発言の人になってしまうようです。人生は有限なので、そのような時間の使い方はちょっともったいないと感じます。しかし、ご本人は真面目にマイナス方向へ進んでいるので気がつかないことの方が多いのが難点。方向転換、ピボットできればいいのですが。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳