Google Gemini

Googleが本気を出してきました。新しいAIのジェミニです。下記のサンプル動画を見るとわかりますが、手書きの絵を理解できたり、映像から正確な認識ができたりしています。この発表がされてから、業界ではちょっとした衝撃を受けています。これだけのことができるなら、と想像できてしまうのでしょう。進化が飛躍するのがAIの特徴で、予想以上のものを出してきます。3ヶ月ごとに大きな進化を遂げていると感じます。

AIの競争

AIの競争は激化していますが、トップランナーの顔ぶれは変化がありません。
・OpenAIのChatGPT系
・GoogleAI(Bard,Gemini)
が総合AIでトップになっています。画像や映像の生成に関しては、他のAIが取り上げられることがありますが、画像生成、映像生成の分野で話題になっているだけなので、一般的には知られてはいません。

他にも「Claude(クロード)」も出てきましたが、取り上げられることは少ないようです。先行しているAIより優れている、と評されていますが、ChatGPTが話題になる回数が多過ぎるため、認知度は上がらない状況です。最初に認知されたブランドが強いという法則通りにAIブランドの地位を維持しています。その地位をGoogleなどが崩せるのかが今後の注目になるでしょう。

実装はもう少し先

そろそろ実際に使っているツールにAIが標準装備される時期に来ました。マクロソフトは標準でCopilotが使えるようになりつつあります。こうした標準ツールへのAI搭載によって利用頻度は増加すると思います。ただ、使う手間がかかるようなら利用頻度はそれほど上がらないでしょう。そこが今後の課題です。指示をする文章(プロンプト)がノウハウではありますが、そこに時間がかかるようならば普及はまだ先になってしまうような気がします。

まとめ

このように普及がまだ先の時期にこそ、利用頻度を上げておくのがプラスになります。使い方を探るより、毎日利用することのほうがここではポイントです。ただ、どのように利用すればいいのかわからないと感じている人も多いのかもしれません。長文の文章を作成したり、資料を作成する機会はそれほどないのが実情。しかし、これが進化すれば最適なスケジュール作成をしてくれるようになったり、アポイントの優先や顧客フォローの優先も自動的になってくるでしょう。AIに質問しながら決めていくことになりそうです。

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