最低賃金1600円目標
日本労働組合総連合会(連合)が新たな目標を公開しました。新しい目標は、2035年までに最低賃金を1600円から1900円程度にすることです。過去の目標は、誰もが時給1000円としていましたが、到達する見込みなので新たな目標を設定したようです。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO77167310R21C23A2EP0000/
- 旧目標:「誰もが時給1000円」
- 新目標:最低賃金を2035年までに「1600~1900円程度」に
連合は、「日本の労働組合におけるナショナルセンター」です。この連合の新目標は今から12年後を区切りとして最低賃金を上げる内容ですが、成長率は平均4〜5.5%になる数値です。目標とはいえ、高い数値だと感じます。
仮に
仮に4%〜5.5%の成長率の場合、どのようなことが発生するのでしょうか。企業の場合を考えてみます。
企業の成長率を4%〜5.5%に引き上げるには、ポイントはリーダーです。リーダーに求められることが増えるのですが、過去の低成長時代とは違う内容も含まれてきます。以下はそのポイントです。
- 戦略の見直し
考えればわかることですが、最低賃金を上昇させるには、利益増加が前提となります。売上も増加させることが前提になるでしょう。そうなると、成長のための戦略がポイントです。市場の変化に適応するということが、ここでは「成長、利益増大、売上増加」となっていくのでしょう。 - イノベーションの促進
成長するには、革新的なアイデアや製品の開発があると楽です。リーダーはイノベーションへの意欲を高め、チーム全体が積極的に新しい取り組みに取り組むのを優先とさせなければなりません。 - 市場拡大の戦略立案
成長率を向上させるためには、新たな市場への進出(市場拡大含む)や既存市場でのシェア拡大も方法のひとつ。市場の中にある機会を見極め、的確戦略を策定することが軸になるでしょう。
まとめ
今後は、経営の数値にこだわる時期が来ているのを感じます。賃金上昇が前提となるので、数値で会社を把握できなければ源泉を生み出すことはできないでしょう。ここから、現状維持では大きく後退することが理解できると思います。あらためて経営の方向転換を感じます。
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