結局のところ

はじめての体験でした。飛行機に搭乗し、座って出発を待っていたところ、急に雪が大雪になり、機内から降りるようにアナウンスされたのです。その後、待合室で待っていたのですが、最終的に天候調査をしたところ欠航になりました。

空港まではバスで行っていましたが、またバスで戻ることになったのです。しかし、バスのチケットを購入しようとしたら、止められました。「バスが予定通り運行されるかどうか分かりませんので、お待ち下さい」とのこと。バスも運休になったと伝達があったようです。バス会社に確認をしたら、1本だけバスが出ることがわかりました。時間は待ちましたが、何とかバスに乗って戻ることができた次第です。

不可抗力

こうした変更、休止は不可抗力であり、コントロールできないことです。なので、そこに一喜一憂せず対応するしかありません。過去に何度も経験しているので、常に次の移動手段を考えるだけです。ただ、どうしても怒ってしまう人もいますし、そうなる理由も理解できます。
・重要な予定があった
・代替手段に変更するのが面倒
・情報不足で次にどうなるのかわからずイライラする
・移動手段が変更になることでコストが増える
といったが原因で怒りがわいてしまうのです。最近はオンラインミーティングが可能になり、オンラインでも最低限の打ち合わせができるので代替手段が増えています。ありがたい時代になりました。

昨年も

昨年も同様なことが同じ時期にありました。最終便に乗り、飛行機は滑走路の離陸場所まで移動。しかし、大雪で再度除雪します、とアナウンスが入り、駐機場に戻りました。その後1時間以上かかって除雪が終わり、ようやく離陸。羽田空港に着いたら、遅い時間で電車で帰ろうにも途中駅までしかなかったのです。結局、宿泊して帰宅することになりました。機内からWi-Fiを利用して宿泊予約をした記憶があります。

条件が揃わないと

飛行機など公共の乗り物は運行条件が決まっています。その条件が満たされない場合は運休になります。無理をして運行することはありません。なので、安全を考えて「運休してくれた」と考えるようにしています。こちらとしては移動したいのですが、運行できない条件下で無理に進めても結局のところ安全性が損なわれるだけです。安全性を下げてまで移動することはできません。なのでプロの判断に任せると思えばいいのではないでしょうか。

まとめ

こうした移動手段が変更になるケースを経験するとビジネスにも応用ができると考えています。運休になったとき、フリーズして代替手段を考えない人はビジネスでも困難なことが発生したら同様にフリーズするのでしょう。逆に可能な代替手段を考え、可能性をリサーチし、決断する人はビジネスでも同じことをしているはずです。そこが分岐点のように感じるのです。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳