生成AIが搭載されると

最近、生成AI(Generative AI)を活用したロボット制御に注目しています。今までのアプローチを違うプロセスなので興味があります。その点について、従来のロボット制御と比較して、生成AIを利用した場合の特徴やメリットをまとめてみたいと思います。両者の違いを探りながら、生成AIがもたらす可能性も予想します。

従来のシステムでは

従来のロボット制御では、ロボットの形状や用途に応じて専用のプログラムを作成するのが一般的でした。このアプローチは、特定のタスクについては優れた処理能力を発揮します。たとえば、自動車の組立ラインで使用される産業用ロボットは、高い精度と速度で繰り返し作業を行うことができます。スピードも速く、効率性の高い作業が可能です。

しかし、従来のロボット制御には欠点もあります。新しいタスクに対応するためには、プログラムを一から作り直す必要があり、多大な時間とコストがかかります。小ロット多品種に対応させるには、その分だけプログラムが必要になってしまうのです。

最近では、ロボットの動作を教え込むティーチングの改良も行われており、たとえばロボットアームを手で動かしながらティーチングすることもできるようにはなっています。しかし、その都度対応する、その都度プログラムする(ティーチング)することには変わりはありません。

生成AI搭載の場合

生成AIを利用したロボット制御は、従来とは全く異なるアプローチを取ります。生成AIの場合、たとえば具体的な作業を音声で指示し、その内容の動作を自分でプログラムするようになります。ロボットは与えられた指示に応じて自分で動作を生成するのです。これなら、動作ごとのプログラムを必要としません。指示する内容は無限に増やすことができそうです。その都度、細かい動作を指示したり、修正することもできるのです。

まとめ

生成AI搭載のロボットが普及するようになれば、ロボットのプログラムの世界も変容していくでしょう。既存のロボットのプログラムも生成AIで書くようになるだろうし、上記のような言葉で指示すれば思い通りに動くロボットが出てくるのもほぼ既定路線と考えていいのではないでしょうか。小ロット多品種生産は本当に可能になるかもしれません。そうなると製造業も根本からビジネスの見直しになるでしょう。そんなに遠くない将来の話だと思います。

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