朝に欠かせない

余裕がない。ちょっと忙しい。そのような時期に来ている人もいます。忙しい社会になったと感じる人もいるでしょう。毎日、情報チェック、メールチェック、グループウェアチェック、SNSチェックが欠かせず、空き時間もありません。

そんな中で、自分自身と向き合う時間を持つことは、欠かせないと感じ始めました。手段の一つとして提唱したいのが、朝日を浴びる習慣。やっている人にとっては当たり前のことかもしれません。ただ、朝から気分よく過ごせると1日が充実するのは確かで、いい習慣だと実感しています。

ツールとして

朝日を浴びて一日をスタートさせることは、単なる健康習慣ではありません。それは、自己認識を深化させるための強力なツールと考えています。朝の静かな時間は、自分の内面と対話するための理想的な環境なのです。自己認識の深化と呼んでもいいのではないでしょうか。いわゆる自分の振り返り時間です。毎朝、自分の過去行動、言動に意識を向けることで、これから先のことがイメージできるようになるからです。

長所の認識深化

自己に振り返りは、自分の強みと弱みが明確にしてくれます。自然と認識する形です。得意なことや苦手なこと、長所や短所を認識することを避ける人もいますが、成長にとって不可欠。認識の深化はこのような領域も含むのです。

さらに、感情の制御力を鍛える機会にもなります。自分の感情を観察し、受け止める練習をすることで、感情に振り回されない強さを身につけられます。ビジネスの場では、冷静な判断力と感情のコントロールが求められます。キレる人はルール違反。それを防ぐためにも、感情面でも認識の深化は大切なプロセスです。

1人でやるときほど

経営者はリーダーは1人で考え、決定するプロセスのときがあります。そんなときほど、朝の時間が自分を助けることにもなります。自己認識を深めることは、自己受容の向上にも寄与するからです。自分の全体像を見つめ、ストレス対処能力や逆境への耐性を高めてくれるのです。1人のときほど、人は潰れやすい。だからこそ、時間を確保することで1人でも継続できるようにしておくのです。

ポイント

箇条書きにして、まとめておきます。

  1. 自己振り返りの習慣化:朝の時間は、自分の思考や行動、感情を見つめる絶好の機会。毎日の振り返りが習慣化することで、自己認識が深まる
  2. 強みと弱みの認識:自分の強みと弱みが明確になる。強みの認識深化です。強みを活かし、弱みを補うための策を講じることができ、成長に不可欠
  3. 感情の制御:自分の感情を観察し、受け止める練習をすることで、感情制御の能力が向上。ビジネスの場では、冷静な判断力と感情のコントロールは不可欠。向上させる領域になります

まとめ

自己認識の深化というキーワードで考えると、理解しやすい側面があります。振り返りや将来像を描くには時間確保が必要で、欠かせないひとときなのかもしれません。深化によって進化し、真価を発揮する。そのような流れになっていくのでしょう。

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