移行するヨーロッパ
マイクロソフトのソフトウェアはシェアが大きい。そのため、マイクロソフト製品への依存度を低減する動きがあります。ヨーロッパです。
・デンマーク
・ドイツ
・フランス
の地方でマイクロソフトの
・Windows
・Office
から別れを告げて、別の製品を導入しています。(導入しようとしています)
理由はリスクを感じているからです。
・データを読み取られているのではないか
・急にサービス停止になったら
といった将来リスクを大きく感じているのです。
米国企業中心
他にも、ソフトウェアの売上が米国に集中しているのも原因のひとつです。
・マイクロソフト
・グーグル
・アマゾン
・メタ(旧フェイスブック)
・アップル
に全世界の売上が吸い込まれています。また、AIに関しても
・OpenAI
・Gemini(グーグル)
・Claude
などもすべて米国。ヨーロッパの企業はほとんど入っていません。そのため、米国企業のサービスから脱却したいと思っているのです。
脱却するには
脱却するには
・スイッチング
をすることになるので、別の代替サービスが必要。OSはリナックスというオープンソースがあります。オフィスも代替サービスが出ているので移行は楽でしょう。ただ、使い慣れたサービスから移行するには、使っている人の反発はある程度発生すると思います。その点を乗り越えられるだけの理由がないと進まないと感じます。
まとめ
デジタルツールの移行は数年ごとに発生しています。しかし、Windows、Officeは長年そのままでした。使っている人が多く、シェアが高いので互換性を考えると他のデジタルツールへ移行するのに壁が高かったのです。しかし、その壁を乗り越える理由が発生すると、高い壁も乗り越えていくのです。今回のヨーロッパの脱マイクロソフトの動きはどこまで広がるのか動向を見ていきたい部分です。結局のところ、現場の反発で移行が完了しないことも想定されます。やはり現場では、使い人が使い勝手を判断しているので、現場の人が移行する理由が必要となるでしょう。
欧州で続く“脱マイクロソフト”の動き–仏リヨンのオープンソース移行
https://japan.zdnet.com/article/35235050/
——————————-
『経営情報Web Magazsine ファースト・ジャッジ』運営執筆藤原毅芳(fjコンサルタンツ) from2011