決断をすると結果が出ます。
成功か失敗、どちらかの結果が出てきます。
失敗した時ほど、
失敗が続いた時ほど
決断の方法にまちがいがあったのではないか
と考えるはず。
単純に決断をまちがえていたのは、事実ですが
では、
どうすれば決断をまちがわないのか?
直感に頼る、
という方法もありますが、これは
再現性が低いので今回は取り上げません。
そもそも、決断の失敗は、
感情に左右されて、
感情が全面に出て、
まちがうようです。
そうであるならば、感情を抑えて決断すればいい。
しかし、
感情に頼っていた人ほど、
感情を抑えて、決断が下せない。
なぜなら、決断の基準がないから。
基準とは、
うまくいく
うまくいかない
の境界線が見えていること。
たとえば
人は危険な範囲は明確な基準を
持っています。
経験と学習で
「ここまでは安全」
「ここからは危険」
とはっきりとした基準があるのです。
しかし、危険以外の部分では、境界線を
明確に意識していないようです。
特に、
うまくいく
うまくいかない
の境界線は曖昧の状態であるようです。
この境界線を明確にするには、最初
<確率>
に着目することです。
たとえば
【借金はギャンブルで返せない】
という事例を見た時に
【マイナスは一発逆転で返せない】
ことを感じ取っていきます。
そうすると、同じような事例が
目に入ってくるたびに確率が高まります。
確率が高まれば「確信」になり
その線引きが明確になる。そして、
ビジネスの判断もはっきりするのです。
だからこそ、
「今回は、マイナスの挽回だから、
一発逆転は狙わない」
と決断できるのです。
ビジネスで一発狙う時は、
マイナスの状況ではない時、
余力がある時に限る
と感情に頼らず決断できるようになるわけです。
このような流れで
感情に頼らない決断の技術を
習得していってください。