サマータイムのように
サマータイムの時期になってきました。朝型にシフトしやすくなったのです。日の出時間が5時ごろになっています。先日も5時半出発で出張に出ましたが、朝一の移動は快適。クルマ移動ならば渋滞がない。鉄道ならば席が空いている。それなりに快適です。明るい時間帯に移動できるのは本当に気分がいいです。
また、移動後の午前中も有効に使えるので、1日が2倍のように感じます。「それなら、午後に出向きます」と、前日連絡にもかかわらずフットワーク軽く、人に会える場所に出向くことができるのは、早朝からスタートしているメリットでもあります。
顔をあわせて
オンラインミーティングは便利です。距離を超越するので、非常に便利であり、移動がないので快適です。その前提はビジネスが順調であり、組織内のコミュニケーションも円滑な状態のときです。企業内でアンバランスな状態であったり、組織のひずみが出ているときはオンラインでは不十分だと感じます。オンラインしか選択肢がないのであればオンラインで解決するしかありませんが、オフラインも選択できるのであれば、出向くことも意味があるでしょう。
非言語領域に
オンラインとオフラインのちがいは
・非言語領域
にあります。リアルに会っているときには、相手の感情を手に取るように受信できます。しかし、オンラインだと不明瞭になります。視点がどこを向いているのかさえ、わからないことがあるのがオンラインミーティングです。複数人同時にオンラインミーティングをしているときは、参加者がミーティングに参加しているのか、他のことを考えているのかさえわかりません。オンラインは結局のところ、言語のやり取りだけなのです。そこが限界です。言語以上のジェスチャーも映像として映っていますが、表面的にしか伝わっていないことは実感があるのではないでしょうか。
今後はここに価値が発生する
非言語領域は今後注目を集めるでしょう。たとえば下記の内容は言語で表現したり、数値化することはできません。
・なんかいいよね
・雰囲気あったかい
・気分がいいところ
・成長させてくれそうだ
・将来性があるようだ
そんな非言語の領域を人間は今後追求することになるでしょう。そこにしか価値が残らないからです。
まとめ
なぜ非言語領域にこだわるのか。非言語領域は置き換わらないからです。その他は置き換わります。代替されます。オンラインのミーティングは、リーダーがミーティングを仕切りしますが、将来はオンラインのリーダーも代替されます。経営層も同じです。オンライン上の経営層は代替されるポジションです。そうならないために、今から非言語領域にこだわっておきべきでしょう。かなり手間のかかる領域でもありますが、そこを外すと数年後から困る状況に陥ると感じています。デジタルとアナログの双方が存在している現代はやはり工数のかかる時代なのです。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆