フラッグシップ AIは
性能を争うサイクルに入って抜けられないAI企業。性能を競い出すと止まりません。歴史を振り返れば性能を競うサイクルを通過した製品は数多い。
・クルマ
・携帯電話
など、性能の数値や機能の多さを競っていた時代があります。クルマは性能数値より最近は燃費が重視されており、性能の数値を表現することは少なくなりました。携帯電話も機能を増やしていき、最後には使いこなせないほどの機能満載の製品になってしまった経緯があります。
AIも性能を競うのですが、通常の使用レベルでは使いこなせないところまで来ているようです。ただ、AIに指示するプロンプトが簡単、1行程度になってきたので、使いやすくはなるでしょう。AIが出てきたときは、
・プロンプトを使いこなす
ことが重視されていました。ただ、AIの進化を予想すれば、プロンプトは不要になることは見えていたので、あまり重要視していませんでした。まわりにもプロンプトを覚えることをおすすめしたことはありません。結果、そのとおりになっています。簡単な指示でプログラムが完成するレベルにフラッグシップAIは到達しつつあります。
開発チームのレベルにより
OpenAIが、フラッグシップモデル GPT5 を正式リリースしました。OpenAIには、開発チームがいくつかありますが、今回のChatGPT5は開発がうまくいっているチームの作品です。そのため性能は良い。評価は高いです。
AIの開発は、予測を立てて開発していくのですが、その予測を正確に立てられる人がほとんどいません。そのため開発する方向性の正確性が高い開発リーダーが優秀であり、そのチームが開発したAIが高い評価を得ているのです。
ChatGPT利用者数
現在、ChatGPTの利用者は
・7億人
と言われています。売上も増えており、現在の見込みでは、
・サブスク定額課金:年換算売上高:100億ドル(1.5兆円)2025年6月時点
となっており、2025年の年末には、
・200億ドル超(3兆円)
となる見込みが出ています。ただ、赤字であることは事実。利益は出ていません。まだ先のようです。生成AIの利用料だけでは収益が出ない予測もあり、OpenAIはブラウザの開発も行っているようです。GoogleやMetaのような広告収入を得て黒字化していく可能性もあります。
まとめ
AIと対話していると止まらなくなる。まわりでもそんな人が出てきました。AIは道具のひとつなので、AI利用により思考が深まり、新しいアイデアや発想が出てくることはプラスのことです。ビジネスにおいても品質や正確性、予測が高まり結果も向上していくでしょう。ただ、AIを提供している企業が存続するのかはまだ見えません。ある程度、淘汰されながらAI業界が進んでいくと予想しています。収益性の確保は急務だと感じます。資金調達だけで存続はできません。
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『経営情報Web Magazsine ファースト・ジャッジ』運営執筆 藤原毅芳(fjコンサルタンツ) from2011
