月々の返済を抑えられますが

住宅ローンの返済期間が「50年」。一昔前の世代から見れば異常です。元金融機関の方も雑談レベルで、「信じられない」と言っていましたね。以前なら、冗談のように聞こえたこの数字が、今や当たり前になりつつあります。まわりでも、50年ローンで組みましたと言っている人がいます。20代、30代の方々です。

ある調査によれば、返済期間40年超〜50年を選ぶ割合は
・2024年4月:2%
・2025年4月:7%
へ増加しています。全体から見れば少数派ですが、確実に増えています。

返済金額を気にする人には魅力的な内容です。
・「50年にすれば月々の返済額を抑えられます」
と言われていると思います。間違いではないですし、一見、合理的に聞こえます。

リスクはある

50年の住宅ローンの場合、固定金利も選択できますが、現在では
・3%台
の金利になっています。そうなると、変動金利の方が低いので変動金利を選択する人もいます。ただ、最近の金利上昇の影響で少しずつ金利は動いています。仮に、借りた後に金利が1%上がると仮定すると、50年ローンの総返済額は
・約1,000万円超
増える計算になります。(借入5000万円の場合)
ここはリスクになります。
「月々を抑えられる」
というのは、あくまで今の金利が続くという前提の話。その前提が崩れるかもしれない、という将来予測をしている人がどれだけいるのでしょうか。

常識は変わる

時代によって常識は変わります。判断軸も変わってきます。30年以上前は住宅ローンは
・固定金利
がほとんどであり、変動金利で組む人は見たことがありません。

そこから低金利時代が続き、
・変動金利が過半数を超えた
のです。一時期は8割以上が変動金利で住宅ローンを組んでいました。

それが今度は、返済期間が長期になっています。30年前は
・30年ローン
が限界だったと記憶しています。それが、延長し続けて
・50年ローン
まで到達しています。

このように時代によって感覚や判断が変わってきます。その変遷を感じます。

まとめ

住宅ローンは競争が激しい。差をつけにくい商品なので、段々と過激な内容になっていると感じます。とにかく、借りてもらわないとビジネスにならないので、魅力的に見える商品づくりをしているのです。その先に何が発生するのかは、ある程度わかっているけど、止められない競争なのでしょう。そのように感じます。

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