会社の改革として
◇改善活動
◇組織改革
◇効率化
◇見える化
◇財務改革
◇営業改革
などの活動が数多くあります。
これらに対して【プロジェクト】と称して
ミーティングが開かれ、取り組まれている
会社も多い。
【プロジェクト】の成果として、「管理表」や
「プロセス表」、「スケジュール表」を完成する
ことが求められます。
ここで勘違いしてはいけないことがあります。それは、
そもそもの改革(プロジェクト)の【ゴール地点】と
成果として提出するための【表の完成】が
一緒になってしまうことです。
「表の完成がプロジェクトのゴール地点」みたいな
気分に参加者が陥っていないのか、
ということです。
とくに上位役職者から降りてきたプロジェクトは
「表を完成させておけばいいでしょ」
的な雰囲気になることが多く見られます。
その結果、取り組んではいるけど、肝心の
【結果が出てこない】
という現象が続くわけです。
「結果が出ない」という現象が続く組織では
あえて、最初に完成された表(シート)を
渡さない、という手法をとることがあります。
自分たちで表をつくる。
不完全でもいいからその表で進める。
その方が、ゆるやかな取組みに見えますが
結果が出てくるのです。
とかく新しい【表:シート】を取り入れたくなる
リーダーの心理もわからないわけでもありませんが
これでは、隠れた事実を見抜くことができません。
新しい【表:シート】を手に入れたからといって
いきなり大きな結果を期待するのもお互いに
無理が出てきます。
なかなか結果が出ない状況が続くようでしたら、
あらためて、本質を見つめ直し、完璧から入る
のではなく、「あいまい」な部分から入るのも
ひとつの方法です。