「どうして覚えないの?」

「ええ・・はい。頭がわるいんで」

という会話が今週はありました。

仕事では最低限覚えないといけない内容があります。

自社の商品、サービスの内容であったり、

事例であったり、他社のことであったりします。

記憶している範囲が仕事のレベルをあらわすこと

でもあります。

冒頭の会話は、新しい仕事を担当することに

なった方へ確認したときのものです。

決して頭がわるい人ではないのですが

時間が経ってもなかなか覚えようとしない。

苦手意識もあるのですが、どうも

深く聞いてみると

【先輩が覚えていないのに、なぜ自分だけが?】

という本音が見えてきたのです。

ようするにストッパーがかかっていたのです。

【先輩】というストッパーです。

これを見間違うと、

「モチベーション(やる気)不足」

という面だけで接することになります。

本音をつかむことは、【成長】には

必須です。

このように、ストッパーになっていることが

多々あるので、それを想定しながら

ヒアリングし、本音を引き出すのです。

決して能力がないわけでもありませんし、

やる気がないわけでもありません。
環境が整えば、自然に覚えるわけですし
自発的になるのです。

本人だけの問題として考えず
広く課題と本音を探すことです。