【権限委譲】と【現場介入】の使い分け
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経営は
「どこまで、任せればいいのか」
という課題と
「どこまで、介入すればいいのか」
のバランスを要求されます。
【権限委譲】と【現場介入】のバランスです。
リーダーなら、メンバーを持って部署を
任されます。
見ているとタイプ別に分けられますね。
放任型は
【権限委譲】9:【現場介入】1
で、ほとんどメンバーに対して何も言わない。
一見、部下指導が上手に見えるリーダーで
あっても、結局、介入していないケースは
この放任型と同じ。
「表面的リーダー」ですね。
権限委譲しすぎなので、リーダーは
「いい人」
を演じることができるのです。
最近、この「いい人」っぽいリーダーが
多いと思いませんか。
最終的には、業績がよく、放任型になるのが
理想であり最終形です。
ただ、最初から理想を実現しようとして
放任すぎるのは、いかがなものでしょうか。
結果がともなっていないのです。
やはり、最初は
【権限委譲】2:【現場介入】8
のバランスで立ち上げなければなりません。
ただ、ポイントは「短期集中」で現場介入すること。
介入するということは、お互いの負担なので
短期間に結果を出してしまいます。
およそ3週間だけ【現場介入】するのです。
しかも、結果を出しながら。
結果を出したら、いったん小休止。
【権限委譲】7:【現場介入】3
の状態です。
そして、3週間後、今度は上のステージを
ねらって再度、【現場介入】します。
この繰り返しですね。
目標となる結果を出し続けるまでは、
【現場介入】→【権限委譲】→【現場介入】
のサイクルをまわす。
緩急をつけるということは、このようなことを
言うのです。