mustとshould
ある会議でのこと、
「これは、覚えなければならない」
「これを、すべきだ」
という先輩から後輩社員へのアドバイスが
とても気になりました。
【〜しなければならない(must)】
【〜すべき(should)】
ばかり繰り返しているのです。
多すぎるアドバイス
聞いている側から見ると
〈重要なポイントが多すぎる〉
〈何が大事なのか優先順位がわかりにくい〉
というように見えてしまいます。
ひょっとすると、内容がまったく伝わらず
【プレッシャーを与える】
だけになっている可能性もあるのです。
プレッシャーに強い方ならいいですが
普通はそうではありません。
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逃げ道か楽しさか
こんな時は、
【逃げ道をつくる】か【楽しさを伝える】
のどちらかを追加します。
たとえば。
「やるかやらないかは、どちらでもいいのですが・・・」
「やるかどうかは、自分で判断してもらいたいのですが・・・」
「これを覚えると、こんなに楽になりますよ」
「この技を身につけると、こんなレベルになれますよ」
とアプローチの方法を変えるだけで、ぐっと
相手の伝わる量が変化します。
しかも、本人が判断して取り入れることになれば
自発的に成長もしていくのです。
まとめ
逃げ道をつくると、相手が逃げてしまうかも、
と思うかもしれませんが、そうではありません。
本当に必要なことだと理解すれば、きちんと
判断するのです。
このように、逃げ道をつくってあげる手法も
覚えておくと自分が楽になります。