経営の諸問題は大小ありますが

なぜか、似ています。

このブログでも、諸問題を拾い出して

書いていますが、

「あの記事は、ウチのことですよね?」
「あれは、私のことですか?」

と、聞いてくる人が予想以上に多い。

問題の共通点があるということは、原因の共通点もあるはずです。

共通点を探ってみると、経営の諸問題は、【事業】と【人】に集約されます。

【事業】とは、事業ドメイン、ビジネスモデル、

マーケティング、差別化、戦略などを指しています。

【人】とは、経営においては、教育、採用、幹部、

組織運営、人事評価、などになります。

【事業】と【人】に関して

偏りすぎが企業病の要因のひとつなのです。

【事業】>【人】

のウエイトの経営者には、「教育下手」、「人嫌い」の

特徴が見られます。

人にフォーカスせず、

「いい商品はないのか?」
「画期的なツールはないのか?」
「新しい仕組(システム)を導入したい」

ということばかりに邁進してしまいます。

これでは、人がついてこないし、飛躍できたとしても

途中で人材不足、社内教育の問題から経営の行き詰まりに

なってしまいます。

【事業】<【人】

のウエイトになってしまうと、「情熱」「根性論」で

押し進めてしまう。

「なんとかしろ」
「気合いが足りない」
「モチベーションを上げろ」

という部分ばかり手を入れて、重要な商品開発、

マーケティング構築、ツール作成への配分が

されていません。

これでは、社内が疲弊し、しんどいビジネスを

続けなければならなくなるのです。

今回は、企業病を【事業】と【人】で考えて

みましたが、病は身体と同様に【偏り】によって

生じます。

不摂生が原因で発生するのです。