時代の流れが速いときほど、

ストックをつくらない。

この場合、ストックといっても在庫のことではありません。

頭の中にあるストックを指しています。

頭の中には【経験】というストックがあります。

それに基づいて人は判断をし、決断をします。

その経験は、

経験=成功体験+失敗体験

の2つで構成されています。

失敗体験は蓄積させる必要がありますが、

成功体験はストックすべきではない、と言われます。

それはなぜでしょうか。 

時代の波をつかんだ人たちをリサーチしたことが

ありました。

そのときにわかったことは、

「この人たちは、ストックをつくらない」

人たちだ、ということ。

成功体験のストックをつくろうとしないのです。

時代の現場に直面しながら、自分が対応できる

ベストなものをつくりだそうとするのです。

そこに、楽な道はありません。

だからこそ最先端の道を歩むことができたのです。

経営も同じです。

まわりの人、まわりの会社がやっていることに

目を奪われがちですが、時代はもっと先に

行っているかもしれません。

こんな時代だからビジネスを生み出すことは

発明、発見に近いことだと認識し、

成功体験をストックしないようにすることです。