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〜不利な状況でも経営を加速させる原理を公開〜

業種転換と新規事業展開について(中小企業白書2011)

中小企業白書2011年版(2011年7月)より

業種転換と課題、そして自社の強みを読み取ります。

まずは、業種転換について。

大分類で見ると

【製造】<—–>【卸売】

【卸売】<—–>【小売】

の業種転換が多いのがわかります。

【小売】→【卸売】→【製造】

という上流を目指して業種転換しているのでしょう。

製造業においては

【金属製品】<—–>【一般機械器具】

が最も多い業種転換。

次には、

【一般機械器具】→【輸送用機械器具】

【金属製品】→【輸送用機械器具】

【電気機械器具】→【一般機械器具】

【電気機械器具】→【電子部品・デバイス】

という流れが目立ちます。

この業種転換によって成果が得られる会社は約半数。

その成果の要因は何になるのでしょうか?

成果の要因は

1)質の高い人材の確保

2)販売先の確保

3)資金調達

になっています。

やはり、

「新しいことに取り組む」人材

「失敗にめげない」人材

「ストレスに強い」人材

の確保が転業への成果につながっているようです。

業種転換を考える企業には、様々な

課題に直面しています。

 

上位から見てみますと

1)景気低迷、円高、デフレ等による売上減少

2)国内需要の減少

3)原油、原材料高等による費用の増加(製造業)

  消費者ニーズの多様化(非製造業)

という順番に。

これらの課題のために、今後取り組むべきこととして

1)新規需要の掘り起こし

2)既存事業の高付加価値化

3)新事業の展開

のランキング結果となっています。

この中で、気になるのは、新規事業が

【黒字転換するまでの期間】

です。

どれだけ時間がかかるのか?

実際に黒字転換するまでに要した期間は

1)1年〜2年未満

2)3ヶ月未満

3)6ヶ月〜1年未満

4)5年以上

の順番になっています。

気になるのは、2年以内に黒字化しない場合は

5年以上かかることが予測されることです。

これは、新規事業の経営計画を立てる時に

頭に入れておきたい部分です。

では、中小企業の【強み】とは、どこに

あるのでしょうか?

大企業と比較して、中小企業が強みとしていることは

1)企画・立案

2)試作

3)最終財製造

になっています。

やはり、中小企業は、【アイデア】、【発想】、【最先端】を

行くしかないようです。

以上、 中小企業白書から現状と課題、そして

取り組むべきことを見てきました。

こうした、基礎データを元に、自社の業界に

当てはめて、または、アレンジしながら

経営を考えることがはずせない部分になります。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/