顧客の本音をつかむ難しさ
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「この値段なら買いますか?」
「こちらの商品とそちらの商品では
どちらを選びますか?」
というリサーチを顧客にしたとします。
その結果をどう解釈するのか?
ビシネスの決断をする時には
この解釈が大事になります。
新商品の広告宣伝を費用をかけて
行なおうとしている時とか、
商品在庫をどの程度までの量を
仕入れするか判断する時は
真剣にならざるをえません。
そのまま信じるのか、
条件付きで信じようとするのか。
実は、この時に判断する基準があります。
リサーチは、あくまでも購買活動の
一部分を切り取ってヒアリングを行っています。
そのため、答える人が質問されている
部分以外は想像力を働かせて考えて
いるのです。
そのため、同じ答えであっても、違いが
生じている。
「この値段なら買います」
と言っていても
「もし~の時ならば」
「たとえば、~の場面だと」
と条件がついているのです。
わかりやすく言えば、たとえば
ジュースなら
ノドが渇いていれば300円でも
買いますが、
そうでなければ100円でも買わないわけです。
それが、リサーチでは
買う
買わない
しか出てこない。
だからこそ、
想像力をはたらかせて顧客が補った
部分まで読み取ることが大切なのです。
そこがマーケティング力の差になりますね。