小さな困りごと座談会
中小製造業向けIoTツール募集イベントのページを見ていたところ、参考資料で「小さな困りごと座談会」という資料がありました。
内容は下記になります。
小さな困りごと座談会
https://www.jmfrri.gr.jp/content/files/Open/2016/20160727_WG1_IoT-Tools/sankou.pdf
お困りごと事例からわかること
内容を抜粋すると、30数人の製造業では
・小さな工場なのに少量多品種(アイテムの4割がロット20個以下)
・客数が多い
・稼働率が低い
・工数の基準価格が曖昧
などがあげられています。
少量多品種は避けられない
少量多品種は、今後も避けることができない流れですが解決すべき課題ではあるが突破口が見つからないのが現状です。
IoTやDX(デジタルトランスフォーメーション)が少量多品種の課題を解決するのではないかと期待は高いです。
しかし、実装され普及されるまでには至っていません。(2021年12月追記)
簡単なIT化でもメリットは大きい
またIT化への改善として
「工程進 捗管理が全然できていないのでどうにかしてくれと言われて取り組んだのが、作業場の写 メをとって会社に送る作業を1日2回やる」
というもの。
もちろんそれで歩留まりなど細か いところまではわからないのですが、すぐ出来ることから取り入れることによって
「わかる人間が 見れば、写メだけでこの工程は忙しいのかそうでないのかなど色々なことがわかる」
ということです。
まとめ
こうした現場の声はリアルなので参考になります。
わかることは、
・小さなことでも始めてみること
です。
そうすることによって、今までわからなかったことが
・透視されて見えてくる
のです。
写真を送るという作業だけで進捗がありメリットがうまれるのです。
こうした小さな積み重ねがお困りごとを最終的には解決していきます。
いきなりお困りごとを一発で解決する答えが見つかることはほとんどありません。
やりながら、ぶつかりながら、見つけていくものなのです。